ジョーゼフ・キャンベル、斎藤静代 訳
『千の顔をもつ英雄〔新訳版〕上』
早川書房
2015年12月25日
Xこと元Twitterで目にして、面白そうだと思い、出張前にポチって移動で読みました。昔から思っていたことで、世界のどの地域でも同じような神話があって、漫画やドラマも大まかにはどれも同じで、結局物語って、だいたい登場人物と内容は似通っているというやつ、が主題の本です。著者は高名な神話学者とのこと。ジョージ・ルーカスもこの本でまとめられていることにインスピレーションを受けて、スターウォーズを作ったとか。いろいろな話が出てくるのですが、インドの神話とか、ブッダとか、知っているものが出てくるところは読みやすかったです。あと、オーストラリアの先住民のイニシエーションの話がグロくてちょっと…って感じでした。あと、DBではないのですが「亀仙人」が出てきた。最終的には、神は全部(喜びも怒りも過去も未来も陽も陰も男も女も何もかも)を含んで神ということでした。二元的、相反する組み合わせは、一つ重要な原理ですね。紙の本は久々でしたが、やっぱいいですね。
『千の顔をもつ英雄〔新訳版〕上』
早川書房
2015年12月25日
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