渡邉泉
『会計と倫理 -信頼と公平を携えた800年の軌跡-』
同文舘
2023年7月30日
リアル書籍(電子ではないの意)が続きます。渡邉先生の本です。意思決定有用性批判と小さいからの道徳教育が大事、というお話でした。会計倫理を考えるにあって、個人的には実際の現場で事実とは異なる会計記録をつける場面をどう防ぐかという観点を重視したいと考えています。どんな素晴らしいガバナンス体制をとっていても、最終的には個人の倫理観に依存してしまうと。そして、これをどう育んでいくかというと、教育なんだろうと思います。とは言え、本書にある通り、乳幼児期に受けた家庭での道徳教育が〜となると、正しいけど現実から乖離しているように感じます。では、規制に頼るしかないのかというと、それでは何も変わらないです。難しいタイトルです。終章の表紙にある「事実なるものこそ存在しないのであり、存在するのは解釈だけなのだ」 byニーチェには考えさせられます。社会科学で実証研究が増えるなか、歴史や理論は大事だろうなと思う次第です。要は両方大事なんだが。
『会計と倫理 -信頼と公平を携えた800年の軌跡-』
同文舘
2023年7月30日
リアル書籍(電子ではないの意)が続きます。渡邉先生の本です。意思決定有用性批判と小さいからの道徳教育が大事、というお話でした。会計倫理を考えるにあって、個人的には実際の現場で事実とは異なる会計記録をつける場面をどう防ぐかという観点を重視したいと考えています。どんな素晴らしいガバナンス体制をとっていても、最終的には個人の倫理観に依存してしまうと。そして、これをどう育んでいくかというと、教育なんだろうと思います。とは言え、本書にある通り、乳幼児期に受けた家庭での道徳教育が〜となると、正しいけど現実から乖離しているように感じます。では、規制に頼るしかないのかというと、それでは何も変わらないです。難しいタイトルです。終章の表紙にある「事実なるものこそ存在しないのであり、存在するのは解釈だけなのだ」 byニーチェには考えさせられます。社会科学で実証研究が増えるなか、歴史や理論は大事だろうなと思う次第です。要は両方大事なんだが。