烏谷昌幸
『となりの陰謀論』
講談社
2025年6月20日
すっかりスマホで読まなくなりました。本はやっぱり現物に限る。巷に溢れる陰謀論について、知識を深めてみようかと思い手に取りました。政治の話が多かったですね。アメリカが真っ二つに分かれているように、パラレルワールド化する世界について、陰謀論は誰もが持っているという視点でいろいろ書かれてありました。いつかトランプがいなくなる日は来るが、不名誉(圧力に屈して不正に手を貸すようなこと)は決して消えることはないというチェイニーの言葉は、重いと思いました。陰謀論を信じるなんて(笑)といった感じで嘲笑する風潮もあるわけですが、陰謀論の主張が間違っている点は厳しく批判しつつも、その背景にある民衆の剥奪感を放置すべきではないという主張には、頷けました。現状を変えることができない虚無主義からくる剥奪感は、深刻です。あと、人間にとって嘘とは何か、真実とは何か、政治とは何かを根本から考え直そうとする著者の歩みとあったアーレントの『全体主義の起原』に興味を持ちました。
『となりの陰謀論』
講談社
2025年6月20日
すっかりスマホで読まなくなりました。本はやっぱり現物に限る。巷に溢れる陰謀論について、知識を深めてみようかと思い手に取りました。政治の話が多かったですね。アメリカが真っ二つに分かれているように、パラレルワールド化する世界について、陰謀論は誰もが持っているという視点でいろいろ書かれてありました。いつかトランプがいなくなる日は来るが、不名誉(圧力に屈して不正に手を貸すようなこと)は決して消えることはないというチェイニーの言葉は、重いと思いました。陰謀論を信じるなんて(笑)といった感じで嘲笑する風潮もあるわけですが、陰謀論の主張が間違っている点は厳しく批判しつつも、その背景にある民衆の剥奪感を放置すべきではないという主張には、頷けました。現状を変えることができない虚無主義からくる剥奪感は、深刻です。あと、人間にとって嘘とは何か、真実とは何か、政治とは何かを根本から考え直そうとする著者の歩みとあったアーレントの『全体主義の起原』に興味を持ちました。