梅津光弘
『ビジネスの倫理学』
丸善出版
2002年6月30日
ここのところ会計倫理に関心を持っているので、経営倫理関連のテキストとして読んでみました。倫理学の本は、途中で挫折してしまうのですが、本書はすごく読みやすくて、すごくよい内容でした。会計の根本には、信頼の醸成があると疑わない私は、道徳的責任をどこかに置いてきてしまっているような企業行動に違和感があるし、儲けることが存在目的であったとしても、法律を守れば何をしてもいいわけでもないし、「信なくば立たず」だと思っています。ただ、そんな私も功利主義的なところもあり、物事の良し悪しは結構ドライに割り切りがちで、倫理的にどうなのか、微妙なところもあります。本書では、アリストテレスの徳倫理に共感しました。行為の習慣づけであるエトスが大事だと思います。倫理は論じるものではなく実践するものであると心がけていきたいです。
『ビジネスの倫理学』
丸善出版
2002年6月30日
ここのところ会計倫理に関心を持っているので、経営倫理関連のテキストとして読んでみました。倫理学の本は、途中で挫折してしまうのですが、本書はすごく読みやすくて、すごくよい内容でした。会計の根本には、信頼の醸成があると疑わない私は、道徳的責任をどこかに置いてきてしまっているような企業行動に違和感があるし、儲けることが存在目的であったとしても、法律を守れば何をしてもいいわけでもないし、「信なくば立たず」だと思っています。ただ、そんな私も功利主義的なところもあり、物事の良し悪しは結構ドライに割り切りがちで、倫理的にどうなのか、微妙なところもあります。本書では、アリストテレスの徳倫理に共感しました。行為の習慣づけであるエトスが大事だと思います。倫理は論じるものではなく実践するものであると心がけていきたいです。