友岡賛
『会計学の地平』
泉文堂
2019年12月30日
大学近くのブックオフにあったので購入しました。三部作の2作目です。本書は後半がよかったです。第6章 意思決定有用性アプローチの功罪、第8章 無形資産会計論の意義、第9章 会計の終焉と会計学社の責任は、興味関心と一致しているのでテンション上がりました。本書の内容に興味を持ってくれるような学生さん大募集です。こだわりどころを捨てることによって失うものと得るもの、こだわり続けることによって保たれるものと得られないもの、当たり前のことなのですが、感慨深いです。意思決定に有用かどうかを反駁できないようように、論理に無縁な意思決定有用性は、きっと理論的にどうこうということに興味がないのだということがわかります。昨今ののれん然りで、政治的に利用されかねない代物だと、改めて思いました。最近は、数字を使った研究ばかりしているので、規範的というか、記述的というか、理屈をこねくり回したような会計学に、一種の郷愁を覚えます。いいよね。
『会計学の地平』
泉文堂
2019年12月30日
大学近くのブックオフにあったので購入しました。三部作の2作目です。本書は後半がよかったです。第6章 意思決定有用性アプローチの功罪、第8章 無形資産会計論の意義、第9章 会計の終焉と会計学社の責任は、興味関心と一致しているのでテンション上がりました。本書の内容に興味を持ってくれるような学生さん大募集です。こだわりどころを捨てることによって失うものと得るもの、こだわり続けることによって保たれるものと得られないもの、当たり前のことなのですが、感慨深いです。意思決定に有用かどうかを反駁できないようように、論理に無縁な意思決定有用性は、きっと理論的にどうこうということに興味がないのだということがわかります。昨今ののれん然りで、政治的に利用されかねない代物だと、改めて思いました。最近は、数字を使った研究ばかりしているので、規範的というか、記述的というか、理屈をこねくり回したような会計学に、一種の郷愁を覚えます。いいよね。