浅田次郎
『黒書院の六兵衛 下』
文藝春秋
2017年1月10日
年始の移動で完読。300頁と持ち歩きに適していたので六兵衛。年始に寅次郎巡礼で行った小塚原刑場や伝馬町牢屋敷がちょうど出てきて、知識や経験は繋がるもんだなぁと思いました。下巻では益次郎も登場。福地源一郎の江湖新聞のくだりは、よかったです。マスコミには、原点に帰ってもらいたい。前にも書きましたが、今まであまり知らなかった徳川家中の仕組みや御殿の配置に詳しくなった気がします。江戸城跡(皇居東御苑)に行きたくなりました。ここのところ、小説ばかり読んでいるのですが、最後に差し掛かると止まらないです。現実にはあり得ない話でしたが、武士の精神性を六兵衛を通して表現していて面白かったです。わざとではありますが、西郷の薩摩弁は読めませんでした。木戸や大村の長州弁には郷愁を感じました。しばらく大きな移動の予定もないですし、厭離穢土欣求浄土を旗印に天下泰平の世を築いた東照大権現こと家康の続きを読もうかと思っています。
『黒書院の六兵衛 下』
文藝春秋
2017年1月10日
年始の移動で完読。300頁と持ち歩きに適していたので六兵衛。年始に寅次郎巡礼で行った小塚原刑場や伝馬町牢屋敷がちょうど出てきて、知識や経験は繋がるもんだなぁと思いました。下巻では益次郎も登場。福地源一郎の江湖新聞のくだりは、よかったです。マスコミには、原点に帰ってもらいたい。前にも書きましたが、今まであまり知らなかった徳川家中の仕組みや御殿の配置に詳しくなった気がします。江戸城跡(皇居東御苑)に行きたくなりました。ここのところ、小説ばかり読んでいるのですが、最後に差し掛かると止まらないです。現実にはあり得ない話でしたが、武士の精神性を六兵衛を通して表現していて面白かったです。わざとではありますが、西郷の薩摩弁は読めませんでした。木戸や大村の長州弁には郷愁を感じました。しばらく大きな移動の予定もないですし、厭離穢土欣求浄土を旗印に天下泰平の世を築いた東照大権現こと家康の続きを読もうかと思っています。