佐宗邦威
『直感と論理をつなぐ思考法 -VISION DRIVEN』
ダイヤモンド社
2019年3月6日(電子版)
20190622 直感を大事にしているので、そこから紐解ける何かがあればとDL。前の本で、非効率と無駄に満ちた偏愛こそが価値なのではといった考えと繋がっているのですが、本書では「妄想」を駆動力にできる人・組織は強いというコンセプトです。「成果を管理するための目標」ではなく、「人のモチベーションや創造性を引き出すための目標」が大事という、結局モチベーションかい、といったところでした。さて、本書の面白いところは、思考法について、「カイゼンの農地」「戦略の荒野」「デザインの平原」「人生芸術の山脈」といった表現で世界の全体像を捉えて、我々の内面を中心に思考過程を展開しているところです。方法論については、個人的には刺さる部分は少なかったです。「個人の内面から湧き出る得体の知れない妄想・直感」からスタートすることが必要とのことでした。私は自律分散型組織が好きです。