山内太地
『大学のウソ―偏差値60以上の大学はいらない』
角川書店
2013年11月10日(電子版)

20131221 大学教育に関しては、考えることが多過ぎて錯乱なうです。本書は、主に海外大学の紹介で、日本の大学では勝負にならないという話。山内さんの現地取材レポは、少し割り引いて読まないといけないな、といつも思うのですが、大まかにはその通りだと思います。こういう話を聞くと、自分の留学熱が刺激されます。海外でもう1回、好きな勉強をしてみたいと(自分の能力の低さに辟易している日々)。日本の大学のカリキュラムは非常に硬直的で非効率であることは確かです。当事者である私もそう思います(現場で先生方は少ない時間の中でとても努力されているにも関わらず)。遅々として進まない大学改革には、小手先ではなく制度を根本から変えてしまうくらいの思い切った改変が必要でしょうね。そのとき自分が生き残れるのかはわかりませんが、変わらなくては変わりません。日本の型に嵌めようとする変な風習(いつからなんでしょう)が根っこにあるように思います。大局観をもたないといけませんね。高齢化がますます進み、20年、30年後の日本はどうなっているのか。