上野清貴
『簿記のススメ −人生を豊かにする知識−』
創成社
2012年5月20日
中大に行った際に生協に並んでいたので購入。簿記学会の部会でまとめられた内容が中心です。地味な装丁ですが、プロローグに放送大学の岡部学長(@__obake)のインタビュー記事があり、掴みはかなりよかったです。プロローグ、第1部は、教養としての簿記を考える非常にいい内容になっています。第2部以降は、明治・大正・昭和のわが国における簿記教育の変遷や簿記テキストの話、コンピュータとの兼ね合いと簿記初心者には少々ハードルが高いと感じました(初心者向けとまえがきにはあるのですが)。本書を読んで感じたことは、やはり簿記の一巡というか資本循環に沿った、資本とは何かをきちんと理解することが重要だろうなということです。ここがあやふやなまま問題を解いている方が多いように思います。
『簿記のススメ −人生を豊かにする知識−』
創成社
2012年5月20日
