深沢隆司
『SEの教科書2 成功するSEのプロジェクト計画・運営術』
技術評論社
2008年11月1日
20090425 また手を出してしまいました。著者の本は2冊目なんですが、相変わらず「設計書作成後の仕様変更ゼロ、稼働後のトラブルゼロ、設計書とプログラムの非同期ゼロ」を公言されています。にわかに信じ難い。ただ、書かれている内容は、病んだIT業界の実情をよく把握された上での提言だと思います。どんな組織でもありがちですが、“怒られないことを最優先”“皆と同じであればいい”といった思考で低レベルなことが繰り返されているというのは的を射ています。そこから脱出するためには、価値判断基準の改革が必要ですよね。