リチャード・E・ニスベット著/村本由紀子訳
『木を見る西洋人 森を見る東洋人』
ダイヤモンド社
2004年6月10日

個人的にはかなり興味のあるジャンルでとても面白かったです。西洋と東洋の考え方の違いは、医学や経済にみられるようにかなり異なっています。その相違を心理学を通して解明しているのが本書です。西洋的な考え方や東洋的な考え方が混在している社会で少しは世の中を省みることができるのかもしれません。西洋の良さ、東洋の良さを同時に取り入れることでかなりのパフォーマンスが期待できるでしょう。アングロサクソンを中心としたグローバリズムや市場原理主義なんかを考える材料にもなるかも。