博報堂生活総合研究所
『Z家族 データが示す「若者と親」の近すぎる関係』
光文社
2025年9月30日
日々、Z世代と接して、ジェネレーションギャップを感じない日はない日々を過ごしています。そこでこの本です。彼ら彼女が、どんな思考で日々を過ごしているのか、データをもとに明らかにされており、興味を持って手に取りました。印象論ではないところが本書の最大の特徴です。説得力がありました。若者は基本的に変わっていなくて、単にテクノロジーや環境が変わっただけということ、環境意識や社会意識が高いと言うのは、世間での言及が多いだけで、昔の方が高かったとか、内向きなのは親世代の方がその率は高いということは、そうだなと思いました。空気を読み過ぎるとは言うものの、振り返ってみれば、自分たち親世代というか、大人の方がよっぽど空気を読んで過ごして、いろいろなことに億劫だと思います。タイトルにもある通り、家族に焦点をあてており、とにかく家族との関係が密になっているということでした。そして、その割合を食っているのが異性との交流のようです。最後に、家族でなくとも、心理的安全を感じられる大人が一人でもそばにいれば、自尊心やウェルビーイングに好影響をもたらすと書いてありました。
『Z家族 データが示す「若者と親」の近すぎる関係』
光文社
2025年9月30日
日々、Z世代と接して、ジェネレーションギャップを感じない日はない日々を過ごしています。そこでこの本です。彼ら彼女が、どんな思考で日々を過ごしているのか、データをもとに明らかにされており、興味を持って手に取りました。印象論ではないところが本書の最大の特徴です。説得力がありました。若者は基本的に変わっていなくて、単にテクノロジーや環境が変わっただけということ、環境意識や社会意識が高いと言うのは、世間での言及が多いだけで、昔の方が高かったとか、内向きなのは親世代の方がその率は高いということは、そうだなと思いました。空気を読み過ぎるとは言うものの、振り返ってみれば、自分たち親世代というか、大人の方がよっぽど空気を読んで過ごして、いろいろなことに億劫だと思います。タイトルにもある通り、家族に焦点をあてており、とにかく家族との関係が密になっているということでした。そして、その割合を食っているのが異性との交流のようです。最後に、家族でなくとも、心理的安全を感じられる大人が一人でもそばにいれば、自尊心やウェルビーイングに好影響をもたらすと書いてありました。
すっかりスマホで読まなくなりました。本はやっぱり現物に限る。巷に溢れる陰謀論について、知識を深めてみようかと思い手に取りました。政治の話が多かったですね。アメリカが真っ二つに分かれているように、パラレルワールド化する世界について、陰謀論は誰もが持っているという視点でいろいろ書かれてありました。いつかトランプがいなくなる日は来るが、不名誉(圧力に屈して不正に手を貸すようなこと)は決して消えることはないというチェイニーの言葉は、重いと思いました。陰謀論を信じるなんて(笑)といった感じで嘲笑する風潮もあるわけですが、陰謀論の主張が間違っている点は厳しく批判しつつも、その背景にある民衆の剥奪感を放置すべきではないという主張には、頷けました。現状を変えることができない虚無主義からくる剥奪感は、深刻です。あと、人間にとって嘘とは何か、真実とは何か、政治とは何かを根本から考え直そうとする著者の歩みとあったアーレントの『全体主義の起原』に興味を持ちました。