2013年02月

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

Tina Seelig著、高遠裕子訳
『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義(電子版)』
2011年2月28日
阪急コミュニケーションズ
20130220 Kindle第3弾。特に読みたい本だったわけでもないのですが、AmazonさんのおすすめということでKindleに落とした本です(ふとした瞬間に読めるかなぁと)。キーワードは“起業家精神”(それ系です)。印象的だったブックマークをご紹介。「並はずれた業績を達成した人々の最大の味方は、ほかの人たちの怠慢である」なるほどですね。老子の言葉「生きることの達人は、仕事と遊び、労働と余暇、心と体、教育と娯楽、愛と宗教の区別をつけない。(略)仕事か遊びかは周りが決めてくれる。当人にとっては、つねに仕事であり遊びでもあるのだ。」これもなるほど。「失敗していないとすれば、それは十分なリスクをとっていないからかもしれません」反省。「何かをしてくれたということは機会費用がかかっている」これは忘れてはいけません。「情熱とスキルと市場が重なり合うスウィート・スポット」これが熱い場所です。「目的地までの経路を決めないで、難しい問題に取り組もうとする気概」新しいものを作るのは並大抵の根性ではないということですね。起こすことは大変だ。

国際会計基準の着地点

田中弘
『国際会計基準の着地点』
税務経理協会
2012年11月1日
IMG_7266 東京出張の新幹線にて完読。いつもながらのIFRS&時価会計批判です。講演内容を書籍化しただけあって、とても読みやすいです(もともと田中先生の本は読みやすいですが)。状況認識は人それぞれなので丸呑みすることはできませんが、一意見として読むに値する本でしょうね。学部生にもオススメです。どうしても二項対立的かつ欧米性悪説調に語られているので、その辺はIFRS推進の意見もきっちり理解することが肝要です。ただ、私も修論(何年前だ)で連単分離というかグローバルとローカルで適用する会計基準は異なるべきだと書いていたので(だって確定決算主義なんだから)、IFRSは国際資本市場で資金調達する企業の任意適用でいいとは思います。ただ、新たな財務報告として統合報告書が語られる昨今ですから、会計報告というのがこれからどうなっていくのやら。
Archives
記事検索
最新コメント