2010年07月

ペンギン・ハイウェイ

森見登美彦
『ペンギン・ハイウェイ』
角川書店
2010年5月30日
IMG_0937 久々のモリミー。森見さんの小説は、読みやすいし、自分にフィットするので好んで読んでいます。今回は、大学生ではなく小学生が主人公というところがいつもと違いますが、研究熱心な主人公と、好意を寄せる不思議な女性という登場人物は不変。小説を読むあたり、少し心に余裕が戻ってきているかなという今日この頃。楽しませてもらいました。

これからを生き抜くために大学時代にすべきこと

許光俊
『これからを生き抜くために大学時代にすべきこと』
ポプラ社
2010年3月18日
IMG_0796 大学1年生に、大学生活をどう過ごしてもらうか、どんなことを伝えればいいか、と考えていた春に購入していた本です。パラッと見ていたのですが、今回サラッと完読してみました。大学教員が言いたいことがすべて語られているような内容です。「そうだそうだ」と思いながら目を通しました。日々の指導にちょっとお疲れなこの時期に、少し勇気をもらったような気もします。本書で書かれていることくらいのことを意識して、大学生活を送ってもらいたいと願わずにはいられません。

会計HACKS!

小山龍介、山田真哉
『会計HACKS!』
東洋経済新報社
2010年4月29日
IMG_0784 〜HACKS!という本は、いっぱいありますが、その会計バージョン。多くのHACKS本を書かれている小山さんとさおだけ屋〜の山田さんの共著になっています。発想としては面白い内容が多いのですが、実用的かどうかと言われれば謎です。無理やりHACKS!な感がありました。知らぬ間に使っているラテマネーなんかの意識付けとしては、よい内容だと思います。副題の「楽しんで資産を増やすお金のコツと習慣」のとおり、本書のハックを実践すれば、お金も貯まりそうですが、現実は厳しそうですね。こういうのはその人の性格によります。

国際会計基準戦争【完結編】

磯山友幸
『国際会計基準戦争【完結編】』
日経BP社
2010年4月26日
IMG_0738 またもや1ヶ月ぶりの更新。こんなに本を読まないのは残業続きのサラリーマン生活以来。結構、余裕なっしんな日々です。さて、本書は2002年の『国際会計基準戦争』の続編です。学術書や新聞にはないドキュメンタリーなタッチがたまりません。会計基準にまつわる方々の人物像にも迫れて、読み応えがあると思います。特に簿記会計の細かい内容に立ち入るものではないので、誰にでも面白く読めると思います。特にIFRSに興味のある方には。おすすめです。
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