2009年03月

どんな時代でもサバイバルする会社の「社長力」養成講座

小宮一慶
『どんな時代でもサバイバルする会社の「社長力」養成講座』
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2009年3月18日
3.30 昨年、「読書力」養成講座を読みました。他にも「発見力」「数字力」「解決力」がありますが、ここまで多く出版されると胡散臭く感じてしまいますが、内容はいいと思います。切磋琢磨から逃避している弱いオンリーワン、自分の無能力を和気あいあいでカムフラージュ、大雑把で見栄っ張り、自らを省みる内容が多かったと思います。「成功する人は、総じて素直です。」年々、ひねくれている(曲がっている)自らを正さなくてはならないと思う今日この頃。なんか見失いかけているような気がするんですよね。本書は、タイトルに「社長力」とありますが、特に社長になる気はありません。

無趣味のすすめ

村上龍
『無趣味のすすめ』
幻冬舎
2009年3月25日
3.26 特に趣味がどーこーという本ではないと思います。村上さんのモノゴトに対する考えが淡々と書かれています。とくに良いも悪いもない感じ。「集中と緊張とリラックス」について、緊張しているときは集中できないし、集中するためにはリラックスが必要というのはわかる気がしました。そして、集中にはリラックスして、かつ自覚的でなくてはならないというのは職人(プロ)の域だなと。的を射てると思ったのは、ダメな文章を書く人は、文章が下手なのではなく、そもそも自分が何を伝えようとしているのか自分で理解できない場合が多いということ(自分もそうです)とか、具体的なことを言わないリーダーは信頼できないとか。夢は、常に大っぴらに、屈託なく楽しそうに語れるが、目標は達成されるべきもので、語れるものではないというのも、ボクはそう思います。

焼き肉屋は食べ放題なのになぜ儲かるのか?

五十嵐明彦、小倉優子
『焼き肉屋は食べ放題なのになぜ儲かるのか?』
インデックス・コミュニケーションズ
2009年3月31日
3.24-2 会計のコーナーになぜか“ゆうこりん”。中身を見ると意外とわかりやすそうな本なので買ってみました。実践系会計本のなかでは、かなりわかりやすい本ではないかと思います。「割引」と「無料サービス」、「割引」と「ポイント還元」、セットメニューのトリック、食放・飲み放のカラクリ、会計の授業にも使えそうな気がします。特に、意思決定会計については。あと、得てして、本書と小倉優子はほとんど関係ないということだけは確かです。焼き肉食べたいなぁ

ヒヨコ舎編
『机』
アスペクト
2009年1月7日
3.24 私は資料が山積みになってしまうタイプです。最近、2年ぶりに机の上を片しました。モノがないとなんて作業し易いのでしょう。本書はその分野では著名な13名の方の机が紹介されています。みなさん自分用にオーダーしたものでステキです。その人なりの仕事を通じてのコダワリとかが詰まっていて面白かったです。

「見た目」で選ばれる人

竹内一郎
『「見た目」で選ばれる人』
講談社
2009年3月16日
3.20 この手の本は、書名から勝手にネガティブに捉えて、読むことはなかったのですが、どうやら誤解のようです。非言語情報の大切さを説く本であり、著者の本である『人は見た目が9割』は、非言語コミュニケーションという学問領域の入門書ということです。人の気持ちや性格は、表情や雰囲気に出てしまうもので、最近、心の余裕のなさがいろいろな場面で出てしまい困ってます。「他人の振り見て我が振り直せ」と言いますが、「自分の振り見て我が振り直せ」が重要だなと思いました。あと、形式的な見た目ではなく、にじみ出てくる見た目が大切だと感じました。「離見の見」を磨きたいです。

偽善入門 浮世をサバイバルする善悪マニュアル

小池龍之介
『偽善入門 浮世をサバイバルする善悪マニュアル』
サンガ
2008年9月15日
3.16 少し前に著者の『「自分」から自由になる沈黙入門』という本を読みました。この著者、1978年生と歳が近いので親近感があったのですが、プロフィール見ると山口出身じゃないですか。さらに親近感up。最近、心に余裕がなくて悪いモノが溜まってよくないぁという気持ちから購入。つくづく自己コントロールの欠如を感じます。それにしても過去の悪い業(カルマ)が溜まっているようで、その報いを受けている感じです。特に偽悪の演出によるものが。「欲や怒りや愚かさ=迷いのような衝動的エネルギーに従って気持ち良くなるつもりで行動をしてしまいますと、結果として必ずや自分が苦しくなり、長期的に見ると嫌な出来事を引き寄せるという因果法則の真理」というのは本当に真理を突いています。邪なことを考える習慣を改善していかないと・・・。

IFRS 国際会計基準で企業経営はこう変わる

PwC Japan IFRSプロジェクト室編著
『IFRS 国際会計基準で企業経営はこう変わる』
東洋経済新報社
2009年1月29日
3.12-3 日付が変わり、29になりました。ここんとこ更新が滞って、まとめて3冊です。本書は、国際会計の今を読むには、コンパクトにまとめられていてお薦めなのですが、なんかイマイチ面白く読めませんでした。前半は、巷の雑誌やシンポジウムで耳にたこができるくらい聴いている内容かつ自分の講義を振り返るような感じだったので、珍しく斜め読み。後半のIFRS適用にかかるプロセス等は、さすが実務家といった内容です。

超凡思考

岩瀬大輔、伊藤真
『超凡思考』
幻冬舎
2009年2月10日
3.12-2 パラッと見て、直感で買いました。思った以上に、共感できる内容が多くて気持ちよく読めました。原理原則があれば、どんな結果であれ、自分のやってきたことに後悔はしないと思うので、やはり、自分のものさしで生きることに自信を持つことが大切だとなぁと自分を励ましたところです。「木を見て森を見ず」にならないように、客観的に見る力を養うことですね。周囲のいろんなことに惑わされないように。特に著者を意識していなかったので、1/3読んだところで、伊藤塾の伊藤先生だということに気付きました。この方、いくつか著書を読んでみて、受験や資格に偏らず、筋が通っていていいなぁと最近思うようになりました。

転職面接必勝法

細井智彦
『転職面接必勝法』
講談社
2007年3月29日
3.12 自らの面接時の危うさをひしひしと感じる今日この頃。このままでは同じことの繰り返しになると思い、為になりそうな面接本をチョイス。巷のマニュアル的なものでもなく、問答集の作成でもなく、自分の表現の悪いところ、自分自身の見つめ直しのために本書を選びました。こうしなければならないといった暗記ものではなく、一貫性を保つことを第一に要点がまとめられていて、いいと思いました。採用は、応募書類も大切ですが、やはり面接からが本番です。自分を矛盾なく表現するっていうのは、とても難しいことです。
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