2008年09月
伊藤真
『続ける力』
幻冬舎
2008年3月30日
司法試験の“伊藤塾”の塾長さんです。私にとって受験勉強は最も不得意とするものです。未だかつて勝利を手にしたことがありません。さて、受験勉強に限らず、「継続は力なり」です。ムリをせず、自分のペースで十分なモチベーションを保ちながら、生活に取り込んでいくことが秘訣だと思います。そういう意味では、カメさんペースながらも研究もこのBook Diaryも無理なくマイペースに続けているかもしれません。わかりやすい成功という結果に繋がるかはわかりませんが、自分にしか出来ないことができるようになるための何らかの肥しになっていると思います。本書では、伊藤さんの熱い志に触れられたことが一番よかったです。
『続ける力』
幻冬舎
2008年3月30日
司法試験の“伊藤塾”の塾長さんです。私にとって受験勉強は最も不得意とするものです。未だかつて勝利を手にしたことがありません。さて、受験勉強に限らず、「継続は力なり」です。ムリをせず、自分のペースで十分なモチベーションを保ちながら、生活に取り込んでいくことが秘訣だと思います。そういう意味では、カメさんペースながらも研究もこのBook Diaryも無理なくマイペースに続けているかもしれません。わかりやすい成功という結果に繋がるかはわかりませんが、自分にしか出来ないことができるようになるための何らかの肥しになっていると思います。本書では、伊藤さんの熱い志に触れられたことが一番よかったです。
波頭亮、茂木健一郎
『日本人の精神と資本主義の倫理』
幻冬舎
2007年9月30日
いつも温厚に見える茂木さんが、怒れる人として語ってます。憂うべき日本の現状を遺憾なく批判されているように感じました。「サンダル突っかけているオバサンも100億円稼いだ資産家も、精神性において違いなどまるでないのが今の日本」であって、「ピアプレッシャー」+「大衆というバケモノ」が世の中をおかしな方向に導いているのだと思います。やはり今の日本人は、あまりに享楽的過ぎるのでしょう。「ノーブレス・オブリージュ」を持ちえた人を育むためには、何が欠如しているのか。ボクは↓の本なども含めて、ストーリーの欠如だと思います。行動の起点に、倫理感や信念が足りないのだと。
『日本人の精神と資本主義の倫理』
幻冬舎
2007年9月30日
いつも温厚に見える茂木さんが、怒れる人として語ってます。憂うべき日本の現状を遺憾なく批判されているように感じました。「サンダル突っかけているオバサンも100億円稼いだ資産家も、精神性において違いなどまるでないのが今の日本」であって、「ピアプレッシャー」+「大衆というバケモノ」が世の中をおかしな方向に導いているのだと思います。やはり今の日本人は、あまりに享楽的過ぎるのでしょう。「ノーブレス・オブリージュ」を持ちえた人を育むためには、何が欠如しているのか。ボクは↓の本なども含めて、ストーリーの欠如だと思います。行動の起点に、倫理感や信念が足りないのだと。
池谷裕二、木村俊介
『ゆらぐ脳』
文藝春秋
2008年8月10日
脳のこと、研究のこと、とても示唆に富んだいい本でした。特に研究に関しては、池谷さんの思っていることがありのままに書かれてあり、非常に勇気付けられました。また、「系統のなかの派生」だとか、「合理主義は非効率的」だとか、共感する部分が多かったです。所属していた研究室では、学部、修士、博士で研究テーマを変えなければならないとされていたということには、正直驚きました。普通は一貫したテーマでの研究を強いられますからね。でも、私はその方が様々な観点からモノを捉えることができるようになるし、何より発想の幅が広がるので、その後の研究にとって有用だと思います。研究には、幅広い知識(専門以外の知識)と俯瞰する力が必要です。
『ゆらぐ脳』
文藝春秋
2008年8月10日
脳のこと、研究のこと、とても示唆に富んだいい本でした。特に研究に関しては、池谷さんの思っていることがありのままに書かれてあり、非常に勇気付けられました。また、「系統のなかの派生」だとか、「合理主義は非効率的」だとか、共感する部分が多かったです。所属していた研究室では、学部、修士、博士で研究テーマを変えなければならないとされていたということには、正直驚きました。普通は一貫したテーマでの研究を強いられますからね。でも、私はその方が様々な観点からモノを捉えることができるようになるし、何より発想の幅が広がるので、その後の研究にとって有用だと思います。研究には、幅広い知識(専門以外の知識)と俯瞰する力が必要です。
梁増美
『中国人のビジネス・ルール 兵法三十六計』
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2008年6月15日
中国人の強かさは、筋金入りです。ましてや、ビジネスにおいては言うまでもありません。生き残るためには何でもありです。生ぬるい島国ニッポンと大陸の違いを感じます。本書は、そんな中国大陸の歴史から生まれた『兵法三十六計』が紹介されています。生き残るための術がわずか136字でまとめられています。私は『孫子』の“彼れを知り己を知らば、百戦殆うからず”を座右の銘にしていますが、『兵法三十六計』はそんな哲学的な内容ではなく、もっと生々しい処世術です。確かに的を射ていますが、倫理的にどうも受け付けないといった感じです。でも、そんな甘っちょろいことを言っていては、世の中渡っていけないんで、必要に応じて使うべきでしょう。
『中国人のビジネス・ルール 兵法三十六計』
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2008年6月15日
中国人の強かさは、筋金入りです。ましてや、ビジネスにおいては言うまでもありません。生き残るためには何でもありです。生ぬるい島国ニッポンと大陸の違いを感じます。本書は、そんな中国大陸の歴史から生まれた『兵法三十六計』が紹介されています。生き残るための術がわずか136字でまとめられています。私は『孫子』の“彼れを知り己を知らば、百戦殆うからず”を座右の銘にしていますが、『兵法三十六計』はそんな哲学的な内容ではなく、もっと生々しい処世術です。確かに的を射ていますが、倫理的にどうも受け付けないといった感じです。でも、そんな甘っちょろいことを言っていては、世の中渡っていけないんで、必要に応じて使うべきでしょう。
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