2008年08月

なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?

夏川賀央
『なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?』
アスペクト
2008年6月6日
8.30 常々、非効率な急がば回れ的な判断のなか生きてます。そんな自分のために購入。世の中には、受験勉強のように効率を追及し、自分を殺して成果を手にする方がいらっしゃいます。元来、ワガママかつ頑固なボクには土台ムリなことなので、そういう努力ができる人のことを本当にスゴイと思ってます。でも、好き勝手回り道しながら生きているボクも、思いのほか楽しく生きています。非効率なほうが、毎日の活力や想像力、そして経験を得られ、何より自分らしく生きれます。セオリー通りやみんなと同じでは面白味がないのです(なんと自分勝手かつ無責任な発言)。非効率、お勧めします(もちろん意味のある非効率を)。

A4一枚勉強法

三木雄信
『A4一枚勉強法』
日本実業出版社
2008年4月20日
8.27 タイトルに共感して購入。日頃からスケジューリング(タスクの整理)や情報の整理には、ノート見開き等、A4程度の大きさでちょちょいとメモ程度にまとめることが多いです。なにせ、自分の脳に最適かつ最大のサイズなので。どんなに難しいことや大量の文章・資料も、結局はこのサイズで考えたものの積み重ねと言えます。本書では、A4シートを使って、全40の活用法が紹介されています。よくできたシートなので、すぐに活用可能だと思います。こういう知識整理法は、自分が他人に説明するときにも大いに役立つと思います。やたら量が多くてわかりづらい資料は嫌気がさすものです。

会計制度の経済学

山本昌弘
『会計制度の経済学』
日本評論社
2006年3月10日
8.24 ということで、買ってみました。連載されていたのが4年前ですから、当時を懐かしみながら読みました。当時は、経済セミナーに会計の連載があるってだけで驚きでした。内容もそこら辺にはコロがってない経済学との関連を基調にしたもので、今読んでも非常に興味深いです。ただ、数式が出るとついつい飛ばしてしまうのは、今も昔も変わらないというか…。このザマでは、時代に取り残されてしまいます。さて、この大きさの会計学の本(↓の本や田中先生、中村先生の本なんかも)は、読み物として書かれてあるので、通常のテキストよりは数段に読みやすくて面白いです。会計学がつまらないと思う人は、読み物から入るといいかもしれません。

会計とは何か 進化する経営と企業統治

山本昌弘
『会計とは何か 進化する経営と企業統治』
講談社
2008年6月10日
8.16 アカウンタビリティを土台として、会計の歴史と現在、そして経営と管理会計とタイトルの“会計とは何か”を非常にわかりやすく説明されています。読み物としても面白く読めると思います。会計学の系譜もよくわかりますし、↓に続いて会計学を学ぶ学生さんには是非読んでもらいたい1冊です。さて、↓にも書きましたが、山本先生は経済セミナーでの連載も非常に面白い内容でした。その連載は↓と同様に書籍になってるんで、近々買ってまた読んでみようかな。

変貌する現代会計

石川純治
『変貌する現代会計』
日本評論社
2008年7月20日
8.12 経済セミナーで連載されていた「現代会計を読み解く」がベースになっている本です。経済セミナーの連載は、山本先生の「会計制度の経済学」もそうですが、会計の専門雑誌でもないのに非常に読み応えのある内容のものが多いです。複雑に絡み合った現代会計の問題をここまでわかりやすく、理路整然に、そして何より読みやすく書かれている先生にはホントに脱帽です。こんな本を書ける研究者になりたいものだと思わされます。ちょっと難しい部分もあるかもしれませんが、会計学を学ぶ学生さんには、是非読んでもらいたい1冊ですね。

情報は1冊のノートにまとめなさい

奥野宣之
『情報は1冊のノートにまとめなさい』
ナナ・コーポレート・コミュニケーション
2008年3月20日
8.5 本屋に行けば必ず平積みされている本書を見たときに、そうだよねーなんて思っていました。いちいちノートを別にしてたら欲しいときに情報がなかったり、メモとるのに躊躇したり、なにかと損することが多いです。昔からいつでもメモできるメモ帳は持ち歩いていたのですが、ここ2年は完全ではないにせよ基本ノート一冊です。東屋のプロ.ノート(A5版)は、320ページと容量もあって、何はともあれ装丁が気に入ってるので愛用してます。高いけど。スケジュール帳と持ち歩きメモ帳は、MOLESKINE。本書は100円ノートを勧めていますが、そういう意味では、完全に逆らってますね。
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