2007年09月

広告コピーってこう書くんだ!読本

谷山雅計
『広告コピーってこう書くんだ!読本』
宣伝会議
2007年9月15日
9.24-2 最近、広告系ばっかり。自分が好きだからってのもあるけど、万人相手のコミュニケーションというものとして、考え方がとても参考になると思います。受け手でなくなるためには、ふだんの“なんかいいよね”をやめて、なぜいいのかを突き詰める必要があります。「みんなが言いたいことを言わせてあげる」ってのは、『巧告』にも書いてありました。内容とは関係ないですけど、あとがきの「自己嫌悪と自信過剰の果てしない繰り返し」って言葉に、言い得て妙だなと思う今日この頃。

ヒット率99%の超理論

五味一男
『ヒット率99%の超理論』
PHP研究所
2007年2月6日
9.18 1000万人以上に支持されるというのは、どういうことなのか。そんな内容です。比較的ものごとを客観的にみれると思ってる私なわけなんですけど、それはほぼ自分の感情外の事柄のみなわけで。自分の感情を少しでも持ち込むやいなや客観性なんて吹き飛んでしまいます。思い込みとはこわいもの。人の心とはこわいもの。いや、すてきなものです。そんな話はいいとして、本書の構成は第1章が解説。第2章がトレーニングの問題となっています。この手の本でこんな内容はこの本しかないと書いてありますが、ありきたりだと思うのはボクだけなんでしょうかね。

巧告。

副田高行、中島信也、眞木準、山本高史著/京都広告塾編
『巧告。』
インプレスジャパン
2007年8月21日
9.9-2 広告業界は、興味のある業界の一つ。死ぬほどタイヘンなので現実的にやりたいと思うことはないですけど。広告関連雑誌は、「広告批評」や「ブレーン」、「宣伝会議」などなど、好きなのでよく立ち読みします(たまに買います)。個人的には、クリエイティブディレクターの山本さんの部分が一番面白かったです。コピーを考えるって、深いなぁと思いました。「ふつうの人」の感覚で「言ってほしい」ことを言ってあげる。これがいかに難しいことか。でも、そんなキャッチコピーは受け手である私たちに訴えるものがあります。たとえ、販売促進のためにつくられているとしてもね。

コトづくりのちから

常盤文克
『コトづくりのちから』
日経BP社
2006年3月6日
9.9 モノづくりとはよく言いますが、コトづくりとはあまり一般化した単語ではないですね。コトづくりとは、「きらめく旗印を掲げて、その実現に向かって全社が一丸となって取り組めるような舞台を作ること」、「夢やビジョン、目標を明示し、その実現に向かってみんなが知恵を出し、力をあわせて努力する仕組みが詰まっている容物」、「一人ひとりの持つ潜在エネルギーをいかに引き出し、組織力とするか――。集団の活力を飛躍的に引き上げていくマネジメント」だそうです。要は、みんなで頑張ろうという雰囲気というか、そういうできごとをプロデュースするということでしょう。いわゆる、名経営者(宗一郎さんや幸之助さん)や日本にある世界トップレベルの中小企業を例に解説されています。最後のほうは、コトづくりを支える思想として、東洋思想があげられています。ここが一番おもしろかったかも。
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