2007年06月

豊かな資本家になるための成功塾

久保雅文
『豊かな資本家になるための成功塾』
総合法令出版
2007年5月24日
6.18なーんか後味のよくない本でした。こうもあっさり資本主義なんてカネ持ちの世界、カネがなければどーしようもない、みたいなことを言われるとねぇ。私がマジメにコツコツ派の古い貧乏日本人だからなのでしょう。まあ、そもそも感情的に金持ちが嫌いというのもあるかも(妬み)。まあ、目下の悩みは大抵カネで解決できますよ、ホントに。感情論はやめにして、教育が重要だというところは同感です。格差の原因は、教育にあると思うから。国内とかじゃなくて世界的にね。

PLANNING HACKS!

原尻淳一
『PLANNING HACKS!』
東洋経済新報社
2007年5月10日
6.10 〜HACKS!っちゅう本がいくつかありますが、そのなかのひとつです。純粋に事務をやるのでない限り、なんでもクリエイティブなもんだし、企画力が必要になると思います。そう、論文やら、仕事での提案やら計画やら。内容はコツ(HACKというそうです)が83個ほどわかりやすく紹介されています。基本的なコンセプト、内容も共感できるものでした。直接内容には関係ないですけど、「〜ですよね。○○で習いました。」とか「〜知ってます?」といった知識至上主義的なことを言うのは確かに気になるところです。個人的にはだから何?って思うし、それに知恵つけて何か結果を出さない限りどーしよーもないとは常々思ってます。

中原中也詩集

吉田熙生編
『中原中也詩集』
新潮社
2000年2月25日
6.2 珍しく文学系の本を手にとってみました。しかも詩集。どーいう心境の変化でしょう。同郷の中原中也です。内容について、あーだこーだいうことは何もないんですけど、韻がふまれた日本語というのはいいものですね。なかには訛りの入ったものもあって、なんか郷愁も沸きつついい感じで読んでいきました。実用書しか読まない私にとっては、とても不思議な感じ。しかし、詩というのは言い得て妙なもので、すごく心に響く文章表現です。私の固い頭ではなかなか理解し難いですけど。同郷の詩人では、金子みすずなんかもいいです。
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