2006年12月

外資系トップの仕事力

ISSコンサルティング編
『外資系トップの仕事力』
ダイヤモンド社
2006年9月7日
12.26 なんとなく、また外資系に関する本を手にとってみました。この本に登場する方々は、意外にも将来設計(キャリア設計)というものはなかったと公言している人ばかりです。好きなことを楽しみながら果敢に挑戦してきたことで、ここに至ったといった感じ。まあ、その行動力や努力は並みのものではないことだけは確かですが。ほぼ海外のMBA取得者で、そこでのかなりシビアな学習環境が飛躍の基礎となっているような感じを受けました。このまま甘えたっぷりの生活を送っていったら、このまま終わるんだろうなぁ、なんて思いました。

外資系コンサルの真実

北村慶
『外資系コンサルの真実』
東洋経済新報社
2006年11月2日
12.19 マッキンゼーやボスコンみたいな戦略系コンサルティングファームには、憧れますけど、やっぱIQ高くないとムリだろうなぁとか思ったりします。現代のエリートといったところか。本のなかに智恵のエッセンスなんていう章がありましたが、さながら経営学の授業のようでした。懐かしい。昔はあまり実感というか、実際に使用するイメージを持ってなかったんですけど、今となっては活かさずにどうするといったところです。っていうか、こういう分析手法で自分の人生をコンサルしたほうがよさそう。なんて思ったり。

レバリッジ・リーディング

本田直之
『レバリッジ・リーディング』
東洋経済新報社
2006年12月14日
12.14-3 副題は、“100倍の利益を稼ぎ出すビジネス書「多読」のすすめ”。著者は、年間400冊、一日最低1冊は本を読むそうです。私も多読派ですが、どんなにつまらない本でも一字一句全部読むことにしている×ゲーム的な読書をする私には到底ムリな量です(この本でいう非効率の典型)。ちょうど、このbook diaryで紹介している本が400冊くらいだと思います。本の読み方は、人それぞれなので何が良くて何が悪いとは一概に言えるものではありません。その人が好きな本を好きなように読めばいいと思います。完読スタイルを除けば、この本に書いてある読書のスタンスは、ほぼ私の読書観と同じだと思います。本を読むのは自分への投資。お金なんて気にしません。

世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す

ジョセフ・E・スティグリッツ著/楡井浩一訳
『世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す』
徳間書店
2006年11月30日
12.14-2 センと並んで好きな経済学者であるスティグリッツ。読まないわけにはいきません。『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』、『人間が幸福になる経済とは何か』に続いて徳間書店から出た訳書。これぞホンモノの経済学者。学会や大学みたいな閉ざされた社会に閉じ篭って、社会に目を向けない(社会を知らない)オタクとは違います。いつものことですが、グローバリズムによっていかに世界が歪められているかが簡潔にわかりやすく書かれてあります。要は、アメリカ・IMF・世界銀行等を中心とした悪しきグローバリズム批判です。読みましょう。

最新 事業計画書の読み方と書き方がよ〜くわかる本

松本英博
『最新 事業計画書の読み方と書き方がよ〜くわかる本』
秀和システム
2006年3月30日
12.3 事業計画書って、なんかイメージわかないなぁ。ということで読んでみました。この本で、まず言えることは誤字脱字の多さ。恐ろしいほど多かったです。内容については、これといった事業プランもない私がさらぁーっと読んだからか、抽象的な感が拭えませんでした。まあ、最後に載せてあるフォーマットに自分の事業計画を落とし込めばいいんでしょう。ためになったのは、事業化プロセスの「10の問い」と事業ネタを促進するツールですね。しかし、この誤字脱字の多さは出版物としてどうなんだろう。
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