2006年08月

PMBOK入門

広兼修
『PMBOK入門』
オーム社
2005年11月25日
8.30 Project Management Body of Knowledge。アメリカで作成されたプロマネ標準です。表紙からも推察されるように教科書的な本です。つまり、面白くない。おかげさまで読むのに2週間かかりました。PMBOKは、決してシステム開発プロジェクトを対象にしたものではないですが、例によってシステム開発が前提で話は進んでいきます。米国型のマネジメントは、どうも受け入れ難いと感じるのは私だけでしょうか。コミュニケーションが大切と書いてあっても、どうも心に響かない。やはり、中国や日本の古典が説得力もあるし、受け入れ易い。

国家の品格

藤原正彦
『国家の品格』
新潮社
2005年11月20日
8.17 久々に新書らしい新書。新潮新書は、blog形式にして初めてのよう。最近、靖国やら教育基本法やらの影響なのか何なのか、国に関する本を多く見かけます。本書は、そのなかでもよく売れている本ですよね。よく売れているだけあって、内容は面白かったです。欧米の「論理と合理」の限界に始まり、“もののあわれ”や“武士道”といった日本の「情緒と形」の普遍性について語られています。会津日新館の掟の結び「ならぬことはならぬものです」が異常に説得力を持っていました。“なぜ人を殺してはいけないのか?”といった合理的な答えのないものに対して、これ以上の答えはないですね。

いちばんやさしいJava入門

丸の内とら
『いちばんやさしいJava入門』
技術評論社
2006年8月25日
8.16 VB畑の私には、“Java”という響きが妙にカッコよく聞こえます。いまだJavaを触ったことのない私が変なアレルギーを持ちたくないということでこの一冊。新書サイズに納まっているこの本はサイコー。車中での読書のため、実際に動かすことはしていないものの十分読んでわかるレベル。ほんとに基礎の基礎です。他のオブジェクト指向言語の入門書としてもよいのでは(基本操作程度なら)。PG系の本の分厚さには、いつもため息なので、せめて入門書くらいは新書くらいの本が増えるといいです。

ソフトウェア開発の名著を読む

柴田芳樹
『ソフトウェア開発の名著を読む』
技術評論社
2006年8月25日
8.15 技評SE新書第3弾。『ソフトウェア開発の名著を読む』。要は、ソフトウェア開発に関する本の書評本。どの本の書評を読んでも、とても納得。そうだよね。そうだよね。と思いながらちゃっちゃと読んでしまいました。ここで紹介されている本は、どれも興味深いんですが、ちょっとページ数が多いように感じました。パワーのいる読書は苦手なんだよねぇ。200〜300ページがベストなんだが。。読んでみたい気持ちと本の厚さが3対7ってとこか。読もうよ。絶対何か変わるから。

なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?

小堺桂悦郎
『なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?』
フォレスト出版
2006年6月9日
8.12-1 『粉飾バンザイ!』の著者の最近の本。この著者の本は、他にも『借金バンザイ!』や『税金バンザイ!』がありますが、タイトルの過激さもあり、ちょっと如何わしいので手を出していませんでしたが、なかなかの面白さ。ちょっと他のも読んでみようか。中小企業の会計を知るには、かなりよいと思います。うん。とてもわかりやすい。そして、一応財務会計専門の私には、ほど遠い内容会計。でも、自分が社長だったらこんな会計をフル活用するに違いない。巷で思い当たるものもゴロゴロです。はい。

ニッキィのけいざい個人授業

日本経済新聞社
『ニッキィのけいざい個人授業』
日本経済新聞社
2005年10月3日
8.5 経済のこと知りたいけど、経済用語がさっぱりという方のための一冊。意外と知ってるようで、ちゃんとわかっていないものもあるものです。一項目4ページで+1ページ“ちょっとウンチク”というコーナーがあり、とても読みやすいはず。個人的に初めて知ったのは、百貨店とスーパーの違いについて。株式指数の歴史もなかなか興味深かったです。原油高でガソリンが高いといっても、税金分を引けば圧倒的にペットボトルの水の方が高いというのは、「確かに。」と思ったり。などなど
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