iBooks

2017年09月14日

木村誠
『大学大倒産時代 都会で消える大学、地方で伸びる大学』
朝日新聞出版
2017年8月31日(電子版)
0914 業界人ですから。

(20:56)

2017年02月06日

司馬遼太郎
『ビジネスエリートの新論語』
文春新書
2016年12月20日(電子版)
20170206 社会人になって早12年、うちサラリーマン生活も10年と立派にサラリーマンになったような気がします。本書は、昭和30年に司馬遼太郎が福田定一(本名)で刊行した『名言随筆サラリーマン ユーモア新論語』という本が元となった復刊本です。60年以上前の内容ですが、今でも読めます。大江広元から始まり、義務感から精一杯の努力を生涯続けようとするサラリーマンの姿勢を「義務を果たすことに楽しみを見出すという形」と述べています。風刺も効いたなかなか含蓄のあるサラリーマン道となっています。最後の方は、司馬遼太郎の話がメインになっています。サラリーマンの息抜き、暇つぶしにはいいかもしれません。

(18:54)

2016年10月20日

先崎彰容
『違和感の正体』
新潮社
2016年6月17日(電子版)
59 世の中に違和感を感じませんでしょうか。私は感じます。ということで、ダウンロードしたのが本書。ものさし不在の世の中で、ルサンチマンが渦巻く今日この頃。人の数だけ正義があるのはわかるけど、自分自身を絶対正義と捉え、反する意見は悪だと言うのは如何なものか。そういう言動は、手段が目的となっていることもしばしばです。他人同士が折り合いをつけながら、新しい秩序を作り上げることは大事です。さて、何が善で何が悪か、世間で行われている言論を論理的に捉えるとどうなるのか、これらをしっかり見つめ直している内容なんだと思います(筆者の視点で)。結論として、「違和感の正体」を社会全体からの「微笑」が奪われつつあることだと締められています。今の社会は、窮屈だということでしょうか。

(17:53)

2016年07月28日

齋藤孝
『イライラしない本』
幻冬舎
2016年1月(電子版)
20160728 副題は『ネガティブ感情の整理方法』。ストレスフルな日々を過ごす方々には、よい指南書なのではないでしょうか。インターネットやSNSによる感情の揺れやザワつき、心の不安定さは、現代人なら皆が持っているネガティブ感情だと思います。不満や羨み、後ろめたさは、ストレスを生みます。本書を通して、「来るものは拒まず、去るものは追わず」を勧められていますが、「君子の交わりは淡きこと水のごとし」が大事ですね。あと、未来への不安と過去への後悔を断ち切って、今この瞬間、「今やるべきこと」に集中することです。その他、カタルシスとして、愚痴る、歌う、芸術に触れることを勧められていました。そして個人的には大の苦手な「ムダ話」、雑談力には心の中のちょっとしたガス抜きができる、「意味のないおしゃべり」には大きな意味があるとのことでした(耳が痛い)。

(18:26)

2016年06月25日

松尾匠
『自由のジレンマを解く』
PHP研究所
2016年3月10日(電子版)
20160625 「グローバル時代に守るべき価値観とは何か」という副題の本を、英国がEU離脱の国民投票を決めた昨日に読み終えました。読み応えがあって、なかなか面白かったです。前半は、固定的人間関係におけるシステムと流動的人間関係におけるシステムとの比較で、考え方や必要となるもの、振る舞い等が全く異なるという話で、後半からは、リベラル派とコミュニタリアンの矛盾を題材にした話を皮切りに「自由」について考える内容(特にマルクスを引き合いに出されています)になっています。自分自身の思想・信念の再確認という意味で、大変意味のある読書でした。ブックマークも多く、書きたいことは多くあるのですが多過ぎるので省略するとして、この時代に生きる我々にとって示唆に富む内容だと思います。話は少し変わりますが、不寛容社会と言われている昨今、多数派の思想や感情による抑圧がいかに恐ろしいかというのは、時代に学ぶべきでしょうね。

(17:09)

2016年05月20日

石川幹人
『なぜ疑似科学が社会を動かすのか』
PHP研究所
2016年3月3日(電子版)
20160520 同じ流れでiBooksからの1冊。世の中、実しやかに囁かれていることが全く真実とかけ離れているということが多過ぎます。本書に「根も葉もないことはふつう誰も信じない」の前提の方が間違っていて、根も葉もなくとも信じたいことがよくあるというのは言い得て妙です。論理的な説明よりも、感情に訴える物語のほうが人々を操作しやすいのは、まさにその通り。科学は反証可能性がないと成り立たないのは言うまでもないのですが、なぜ疑似科学がここまで世の中に影響を与えているのでしょう。論理的思考が鍛えられていると、疑似科学の類に騙されずに済むかもしれないのですが、なかなか人間というのはそこが苦手なようです。本書では、疑似科学の例を交えて、科学とは何か、疑似科学を信じてしまうのはなぜかについて書かれてあります。「それも神の思し召し」と万能理論様々では、騙されてしまいます。

(11:43)

2016年04月23日

片田珠美
『自分を責めずにはいられない人』
PHP研究所
2015年11月25日(電子版)
20160422 電子書籍でオススメから選択しているため、同じ著者が続く傾向にあるようです。さて、人間生きていれば、落ち込むこともありますが、日々「自分はダメだ」と思っていては人生楽しめません。また、そんな罪悪感を掻き立てることで人を支配しようとする人も多くいます。そんな罪悪感は、抑え込もうとしてもどこかで表面化するので、受け入れることが大事で、無視したり排除したりするのではなく、さらに罪悪感に限らず、すべての感情を自身についての重要な情報を与えてくれるものとして捉えて、対応しようというのが本書の内容だったように思います。こうでなければならないといった気持ちのある人は、要注意です。割り切りは大事です。

(15:13)

2016年02月15日

川端康成
『みずうみ』
新潮社
1960年12月25日
IMG_1337 『文豪はみんな、うつ』を読んで、川端康成が気になって購入。iBooksで購入後も改めて文庫本を購入(やっぱり本は紙が好き)。大昔に読んだ『伊豆の踊子』の記憶は全くないものの、川端文学の理解者たちが、困惑し嫌悪したのも大変頷けるものでした。この偏愛傾向は、本人の体験なくしては表現できないものだと思います。それはさて置き、「意識の流れ」を表現した作品として、とても興味深い内容です。まるで夢の中のように、次から次へと唐突かつ無作為に流れていく主人公の意識の変化がおもしろく、まとまりのない断片の塊が、自然と全体を構成していく感じがなんとも言えません。

(18:24)

2016年02月14日

片田珠美
『男尊女卑という病』
幻冬舎
2015年8月(電子版)
48 iBooksでの幻冬舎新書が続きます。本書の最後に「男性に女心がわからないのはなぜか。それは男性に生まれたからにほかならない。逆もまたしかり。」とあるのですが、この性差のある男女が同じ存在になりえないという基本認識を持った上でのバランス感覚が肝要だと思います。心理学的に見て、男女の精神構造を分析している部分は面白かったです。日本社会は、家制度の名残で今でも男性優位の風習が非常に強く残っていますが、少しずつ社会は変わり始めているという感覚を日々覚えます(男女問題に限らずですが)。おそらく世代が変われば文化は変わるでしょう。あとは、過度なバッシングや男女に限らず「自慢賞賛型」「特権意識型」「操作支配型」みたいに性格を拗らせてしまうといったことをどう克服するかですね。「過去と他人は変えられない」とは言い得て妙です。

(10:09)

2016年02月05日

岩波明
『文豪はみんな、うつ』
幻冬舎
2015年2月(電子版)
11 読み始めて気付いたのですが、『他人を非難してばかりいる人たち』と同じ著者のようです。夏目漱石、有島武郎、芥川龍之介、島田清次郎、宮沢賢治、中原中也、島崎藤村、太宰治、谷崎潤一郎、川端康成といった文豪たちを精神疾患という視点で批評されています。誰しもが性格的にどこかが歪んでいるものですが、並外れた能力を発揮する人物というのは、大抵この歪み具合が激しいと思っています。ここで紹介されている文豪たちも何かしらの執着性格が起因で精神疾患に罹患していたということになるでしょうか。また、その本人の精神状態やその経験が、作品に強く投影されているのも頷けました。感受性が豊かなことは、なかなか生きづらいものだと感じさせられます。立派な鈍感力を持った私には、縁遠い話なのかもしれません。あと、不倫や心中といった、世間的なタブーがこれほど自由に繰り広げられる文壇というか、時代に結構驚かされます。

(17:10)

2016年01月23日

出口治明
『人生を面白くする 本物の教養』
幻冬舎
2015年10月(電子版)
20160123 ↓と同時に購入。共感するところが多かったので、電子書籍でなかったらドックイヤーだらけになっていたかもしれません。出口さんの合理主義、実質主義は、基本的に私の思考回路と重なります。自分が腑に落ちている「数字、ファクト、ロジック」と照らし合わせながら考えて判断しますし、相手がどういう数字を用い、どういうファクトを重視し、どういうロジックを積み上げているかを重視します。まさに「文は人なり」で「てにをは」ができていない人は、筋の通った思考ができていないので、信用しません。話は変わりますが、「あっ、そうか!」という原体験って大事ですよね。

(11:21)

2016年01月13日

岩波明
『他人を非難してばかりいる人たち』
幻冬舎
2015年10月(電子版)
01 久々にiBooksを開いて購入。日々、SNSやTVでは不寛容な非難(バッシング)が繰り返されています。世知辛いものです。なぜ、このように排他的で不寛容なのか、日本独自の空気があるように思います。あと、日々感じるのは、妬みです。「人の不幸は蜜の味」とは言ったもので、人間とはつくづく厄介なものです。本書では、いくつかの事例をもとに、その構造を解説しています。個人的に関心が高かったのは、「規範」のない日本社会の独特な文化構造です。良くも悪くも、右へ倣えな風土は国民性なのでしょうか。

(11:27)

2014年08月16日

齋藤孝
『35歳のチェックリスト』
光文社
2014年7月11日(電子版)
20140816 気付けば光文社新書が続いていますね。帰省する直前に、iBooksで見つけて購入。MBA上でも読めるのがいいです(Kindle早く対応して)。現在34歳、来年の3月で35歳になります。ここのところ日々に追われて自分を失いかけているので、ちょうど良さそうと手に取りました。本書では35歳での棚卸しを勧めています。本書の受売りですが、私が普段気を付けていることはストレス管理ですね。忙しくなる=ストレスが増えるではないことがポイントです。仕事は、受動的か能動的かでストレスはかなり違います。車酔い、船酔いのように揺れに翻弄されて無駄にエネルギーを使って疲労するより、主体的に仕事することで、忙しくなってもストレスは格段に減ります。私はビジネス体力がないので、とにかくコントロールしないとすぐにダウンしてしまうので。あと、自分のためより誰かのためのほうが、本質的な生き方ができると思います。そして、人はオファーで成長するということ。自分がどんなにやってみたいと思っても、場を与えられないことにはできないのが仕事です。人格が安定している、システム思考ができる、これらは信頼の基準です。齋藤先生の言う通り「ミッション・パッション・ハイテンション」は大事ですね。

(10:45)

2014年01月29日

長沼博之
『ワーク・デザイン これからの<働き方の設計図>』
阪急コミュニケーションズ
2013年10月7日(電子版)
20140129 何か読もうかとiPhone上に積読されているiBookとKindleの中からチョイス。結構おもしろかったです。著者は私よりも若いみたい。これから世の中はドラスティックに変わるでしょう。クラウドファンディングやクラウドソーシングが普及すれば、本当にあっという間に常識が覆りそうです。Google Glassのようなウェアラブルコンピュータがスマホのように普及するのもそう遠くないはずです。「地図を捨ててコンパスを頼りに進め」というのはその通りだと思いますね。価値観においても豊かさの指標や働く目的は、経済的な富ではなく貢献欲求や自己実現欲求を満たすことに重きが置かれるようになっていくと思います。知識や知恵といった外部化できる「知性」ではなく、「倫理の外部化」を解決するような人格を持つ「Good natured person」が求められることになるでしょう。生きる力は、やはり哲学にあります。問題解決や過去分析ではなく、機会発見や柔軟適応といった問題を定義することが重要です。学生さんには昭和的な常識ではなく、これからの社会を見据えた能力を身につけてもらいたいと強く思いますね。

(15:10)

2013年12月22日

山内太地
『大学のウソ―偏差値60以上の大学はいらない』
角川書店
2013年11月10日(電子版)

20131221 大学教育に関しては、考えることが多過ぎて錯乱なうです。本書は、主に海外大学の紹介で、日本の大学では勝負にならないという話。山内さんの現地取材レポは、少し割り引いて読まないといけないな、といつも思うのですが、大まかにはその通りだと思います。こういう話を聞くと、自分の留学熱が刺激されます。海外でもう1回、好きな勉強をしてみたいと(自分の能力の低さに辟易している日々)。日本の大学のカリキュラムは非常に硬直的で非効率であることは確かです。当事者である私もそう思います(現場で先生方は少ない時間の中でとても努力されているにも関わらず)。遅々として進まない大学改革には、小手先ではなく制度を根本から変えてしまうくらいの思い切った改変が必要でしょうね。そのとき自分が生き残れるのかはわかりませんが、変わらなくては変わりません。日本の型に嵌めようとする変な風習(いつからなんでしょう)が根っこにあるように思います。大局観をもたないといけませんね。高齢化がますます進み、20年、30年後の日本はどうなっているのか。

(23:15)

2013年12月12日

ちきりん
『自分のアタマで考えよう―「知識」にだまされない「思考」の技術』
ダイヤモンド社
2012年7月1日(電子版)
20131212 引き続きiBooksで購読。ちきりんさんの本は2冊目。読みやすそうなのでチョイス。思考の整理術が紹介されています。最近、忙しいと思い込んでいるせいか、まったく頭の整理がつかなくて、ヒドく効率の悪い生活を送っています(整理がついていないから忙しいと感じているだけ)。効率よく成果に結びつけるには分析は不可欠。分析する際の要素分解と組合せの検討は、不可避な作業ですよね。ここが甘いとあとでしっぺ返しを食らうことになる。まさに、今の私がそういう状態。検討するほどの心の余裕がないのが失敗の元凶です。自他、時系列の縦横の比較を忘れて、わからないと唸っている自分を省みてしまいます。急がば回れ、きちんと現況把握には努めないと。階段グラフは参考になりました。使いこなしたい願望はあれど、やはり心の余裕度が邪魔しそう…。あと、本書の最初の方にあるのですが、確かに知識は思考の邪魔をします。なまじ知識があることから、思考停止に陥ることは多いです。

(23:51)

2013年11月25日

伊賀泰代
『採用基準−地頭より論理的思考力より大切なもの』
ダイヤモンド社
2013年1月28日(電子版)
20131125 相変わらず余裕がない日々が続いています。前回触れたのですが、早速iBooksで購入。基本的にKindleと変わらないですね(起動が遅いとか)。ただ、iBooksだとMBAなどと同期してくれているのでよいかも。読み捨てる本は電子版で十分そうです。さて、仕事にあっぷあっぷな日々を過ごすと同時に、自分の足らなさを痛感する今日この頃、本書はかなりヒントとなり得る内容が多かったように思います。書名こそ『採用基準』ですが、中身はリーダーシップ論で、典型的な日本人思考(極度に衝突を避ける性格)な私には極めて重要な示唆を与えてくれたように思います。日々の生活、仕事などでいつもどこかに感じている違和感は、ここにあるような気がします。「どうすればいいのか、みんなわかっているが、誰も何もやろうとしないために、解決できないまま放置されている問題」。コレです。「それを責務として割り当てられた役目の人の仕事」という思考。ひとつ壁を乗り越える必要がありそうです。

(18:18)