角川文庫

2018年12月05日

ジョージ・オーウェル、高畠文夫 訳
『動物農場』
角川書店
2015年1月25日(電子版)
20181205 『一九八四年』が面白かったので、『動物農場』に手を出してみました。ジョージ・オーウェルはいいですね。本書は、「動物農場」の他、「象を射つ」「絞首刑」「貧しいものの最期」が収録されており、残り3割は解説です。解説にある、“寓話とは諸性格の最大公約数を抽出してきて異種の典型に発展させる作業である”というのは、なるほどなぁと思いました。そういう意味で、この『動物農場』は、様々な独裁や全体主義を表現した秀逸な作品だと思います。知らないままに一般大衆を洗脳し、その意識を変えていく「管理社会」の指導者たちのやり口を認識する良書です。滑稽ながらも、現実社会をうまく映し出しています。面白い話ではないですが、現実は小説よりも奇なりと感じますね。ジョージ・オーウェルを読むといつ何時も自由でありたい、と強く思います。

(22:46)

2012年04月30日

内田樹
『街場の大学論 ウチダ式教育再生』
角川書店
2010年12月25日
IMG_2942 大学のこととなると、ちょこちょこ名前が挙がってくるので買ってみました。何気に、過去にも著者の本を読んだことがあることに今日、気付きました。結構、共感する内容が多い本で、ドックイヤーもいつもより多かったかも。ブログ記事を書籍したもののようで、ちょっとしたコラムが延々と続いている感じで読みやすいです。さて、紹介したい内容が多くて困りますが、とりあえず、日々の教育活動を丁寧にする他にすることはないかな、というのが私の結論。ムダなものはムダ(形式化や数値化が目的化してしまうとか)なので、しっかり地に足のついた改革が肝要ですね。いろんなところで使えそうな言い回しがいっぱいありました。

(19:59)