小学館101新書

幕末維新を「本当に」動かした10人

松平定知
『幕末維新を「本当に」動かした10人』
小学館
2010年2月6日
DSC05646 「その時歴史は動いた」を模したタイトルだと、松平さん。坂本龍馬、高杉晋作、小栗上野介、近藤勇、土方歳三、大村益次郎、榎本武揚、篤姫、和宮、岡倉天心の10人のエピソードです。岡倉天心は?ですが、まさに幕末維新の魅力ある人物が並んでいます。長州人でもある私は、もちろん幕末維新に熱いです。非常に楽しく読ませて頂きました。30を目前にして、30前後の短い生涯のなかで、維新を成し遂げた志士の姿をみると勇気と共に焦りさえ感じてしまいます。いい大人が言うことではありませんが、自分は何がしたいのか、自分は何をするべきなのか、自分は何ができるのか、考えさせられます。

貧格ニッポン新記録

ビートたけし
『貧格ニッポン新記録』
小学館
2008年10月6日
12.22 ビートたけしらしい、とても下品な内容です。上野動物園のリンリンが死んだニュースに関して「「安らかな顔で死んでいった」なんて書いてあるところがあったけど、そんなのどうして分かるんだかさ。パンダの安らかな顔って、パンダが怒った顔をしてるのを誰か見たことあるのかって話だろ」ってのは、ちょっとウケました。“確かに”って。正直、読むことをお勧めできる本ではないですね。そこら辺の報道や世論を鵜呑みにしない感性というのは、必要ですけど。どうしようもなく塞ぎ込んでいる人には、読むと悩みがどうでもよくなるかもしれません。
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