山根承子、黒川博文、佐々木周作、高阪勇毅
『今日から使える行動経済学』
ナツメ社
2019年4月1日
20210411 6,7年前くらいから実証系に移行していかないと、、と思いながら計量を勉強しないとなぁと本を買ったりしてきましたが、手付かずのまま。そうこうしているうちに行動経済学がおもしろそうだと『経済セミナー』なんかをチラ見しているうちに、いつの間にかサラッと読むように手元に置いていた本です。目次よりも索引を見た方が、扱っている内容がわかりやすいです。ざっと読んだ感じでは、プロスペクト理論の価値関数(左右非対称な傾きのS字型の曲線)がキーだと感じました。状況によって差がわかりにくくなる心理、見せ方・言い方で印象が変わることを使用して詐欺師まがいのことをする人たちの手法に通ずるところがありますね。役立つのは、モチベーション管理かな。ナッジに関連づけて、研究テーマ考えるとおもしろくなりそうなんですが、本格的に勉強しないと先に進めませんね。