橋爪大三郎
『面白くて眠れなくなる社会学』
PHP研究所
2014年12月4日
少し本を読む時間が取れたので、社会学について読みやすそうなものを1冊。少し興味があって、専門的に勉強していない方には、とてもいいと思います。社会がどのように成り立っているのか、非常にわかりやすく書いてあります。普段、当たり前のように過ごしていて、いざ説明するとなると言葉に詰まるような事柄ばかりです。言語の性質について、否定、仮定、執行、命令、宣告、約束、告白で説明されている部分で、もう虜になりました。戦争、資本主義、リバタリアニズム(自由市場主義)と現代社会を読み解くうえで、重要な概念についても易しく触れられています。人類の文化の中心である宗教について、死はたまた幸福とは何か、言語化された客観的な解説は、豊かな社会生活に必ず役に立つと思います。自由を重んじ、誰でもない自分の幸せを追求することこそ、良い人生を歩む基礎となるでしょう。
『面白くて眠れなくなる社会学』
PHP研究所
2014年12月4日
