田中康雄
『もしかして私、大人の発達障害かもしれない!?』
すばる舎
2011年2月25日
今までなかなか表面化しなかった“周りの人からするとできて当たり前だけど、自分にはできなくて当たり前”といったことが少しずつ理解されてきています。現代社会を生きていくなかで、大事な視点だと思う今日この頃。誰にでもある性格上の凸凹(脳の発達のアンバランス)が生活に支障をきたすと障害となるわけですが、本人さえ気付けないことが多いようです。性格の凸凹程度に収まっていると思いますが、コミュニケーションは生来苦手(苦痛といったほうが近いか)ですし、几帳面な事務仕事は得意な方です(だと思っています)。毎日不安でいっぱいだし、思ったことを素直に言ってしまい失敗することもしばしばあります。誰にでも得意・不得意があるものです。最近は、情報技術の発達のお陰で、効率よく多くの情報処理や分析が可能になり、ホワイトカラーの仕事では、特定の仕事のみを行うのではなく、一通り何でもそつなくこなせるオールマイティな能力が求められるようになっています。なんでも普通にこなすというのは、実は普通ではなく、この普通ではない普通を求める傾向が、世の中を窮屈にさせている原因なのかもしれません。
『もしかして私、大人の発達障害かもしれない!?』
すばる舎
2011年2月25日
