藤本篤志
『社畜のススメ』
新潮社
2011年11月20日
IMG_1195 新年早々“社畜”かよ、と思われそうですが、言葉が一人歩きしている感のあるこの単語を皮肉なしに、下積みが大切という観点から話が進められています。新入社員時代によく言われた「守破離」を再確認しました。言われたことをきちんとこなすことは、大切過ぎるくらい大切なことです。すべての基礎が備わってから、自分なりに考えるべきです。それにしてもSE時代は、毎日午前様、休日出勤も頻繁、飲みはオールということが多かったのを考えれば、今は自由を謳歌し過ぎな感はあります(結婚したことが一番大きいかな)。「結果さえ出せばいいじゃないか」というのがいかに青二才的発想か、実績と昇進(評価)は関係ないというデータは衝撃ですね(想像はつきますが)。客観的データより、結局は印象です。そもそもフェアを前提に考えることが存在しない理想です。あとは、昨今の七五三や転職の増加といった数字は、戦後一貫して変化していないという事実。ただ、あまり表面化していなかっただけの話ですよね。さて、今年も頑張ります。