海老原嗣生
『仕事をしたつもり』
星海社
2011年9月21日
IMG_0623 遂に先月は載せませんでした。実にbook diaryを書き始めて初。今月も載せるのはこの1冊。今の状況に、ぴったりのタイトルだったので購入した次第です。形式ばかりで実質のない仕事というのは、日常に溢れているものです。自戒するべき内容がこれでもかというくらい書いてありました。仕事ぶりに質より量、長いものには巻かれろ、横並びの意識といった日本のよくない習慣はどうにかならないもんですかね。物事の本質を見越した仕事をしていきたいものです。「奥儀云」にあるように、「上手は下衆に受けず、下手は上客に飽きられる」本当の芸達者は「下衆を笑わせながら、上客に心を伝えるべき」というのは求道者として、なかなか含蓄のある言葉だと思いました。本物を求める人は最終的に孤独とならざるを得ない宿命か…