2010年04月09日

前川修満
『決算書はここだけ読め!』
講談社
2010年1月20日
IMG_0237 試算表から構造を理解するというのが、本書の特徴だと思います。内容は、極めてシンプル。誰でもサラッと読めると思います。最近は、随分と減ってきましたが、巷の会計本は、やはり作り手の内容が多いです。決算書を読むだけなら簿記の知識は特にいりません。読み手に必要な知識は、基本的な構造を押さえることでしょう。細目は見ず、まずは全体をパッと見で把握することが大切です。本書で興味深かったのは、「減点思考の弊害」という部分。一字一句間違いのない解答をする癖のついた日本人は、減点されないように、細心の注意を払うのが習性になっているという指摘です。英語教育がまさにそれを物語っています。ちょっとしたことでも、真っ先に自分の知識が乏しいことに意識が移り、細かい部分も気にして、懸命に知識不足を克服しよう、減点されないようにしようと意識してしまう。この習性だと、なかなか前に進めませんよね。

(22:09)

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