笹山尚人
『人が壊れてゆく職場 自分を守るために何が必要か』
光文社
2008年7月20日
20090710 景気悪化でボーナスも激減な世の中。それはそれで、非正規の環境は輪をかけたように劣悪だと思います。今の日本は、ワーキングプアに見られるように労働云々というより貧困の様相をみせています。改めて、労働組合の重要性について考えさせられます。本書に出てくる首都圏青年ユニオンの存在は知っていましたが、こうして活動をみると頑張っていますね。労働環境という意味では、特に権利主張することもなく、働かしてもらっているという状態の私は、諭吉さんに愚民と言われてしまいそうです。誰もが納得した形での公正な職場というのは、なかなか難しいものです。