村上龍
『無趣味のすすめ』
幻冬舎
2009年3月25日
3.26 特に趣味がどーこーという本ではないと思います。村上さんのモノゴトに対する考えが淡々と書かれています。とくに良いも悪いもない感じ。「集中と緊張とリラックス」について、緊張しているときは集中できないし、集中するためにはリラックスが必要というのはわかる気がしました。そして、集中にはリラックスして、かつ自覚的でなくてはならないというのは職人(プロ)の域だなと。的を射てると思ったのは、ダメな文章を書く人は、文章が下手なのではなく、そもそも自分が何を伝えようとしているのか自分で理解できない場合が多いということ(自分もそうです)とか、具体的なことを言わないリーダーは信頼できないとか。夢は、常に大っぴらに、屈託なく楽しそうに語れるが、目標は達成されるべきもので、語れるものではないというのも、ボクはそう思います。