指南役
『「考え方」の考え方』
大和書房
2008年11月1日
1.3 とても共感する部分の多い本でした(ちょっとイマイチな部分もありましたが)。いつも仕事をするとき“最初の1行までが長い”ですし、あれこれ悩むより、とにかく書き始めるに限ります。視点は違いますが、締切りはクリエイティブの原動力と言われる所以です。あと、優れたアイデアは修羅場から生まれるなんてことも。アイデアは、知識の蓄積と咀嚼の積み重ねであり、「1.資料を集める、2.集めた資料を咀嚼する、3.いったん、対象から離れ、他のことをやる、4.アイデアが降臨する」という一連の流れはセオリーだと思います。そもそも、何も見聞きしないで、アイデアが閃くなんてことは絶対にあり得ないですよ。制約が知性を発揮させるというのもありますね。本書では、「形態共鳴」の有無なんかについても書かれてありましたが、必ずあると思います。証明はできませんが。