齋藤孝
『座右のニーチェ』
光文社
2008年6月20日
10.18 Book Diaryちょうど500冊目。30までに1,000冊読もうと目論んでましたが、ムリっぽいです。さて、齊藤先生の本は久々でした。世間のくだらない文化に染まらず、自分をしっかり持って創造的に生きるヒントがいっぱいでした。ネットや週刊誌における嫉妬心や復讐心を露にすることを恥じない文化は、確かにどーしたものかと思うところです。ニーチェの言う「小さな人間」が多いのは確かです。まあ、人間とはそもそもそういうものだとも言えますが。あと、全く新しいアイデアなりを発表してもなかなか評価を受けず、予定調和のあるある感に満ちたものがウケるというのには、確かに頷けました。才能より意欲のほうが本質的な力という意見も同感です。