浜口隆則、村尾隆介
『だれかに話したくなる小さな会社』
かんき出版
2008年9月19日
10.16 企業のブランド構築についての本です。現実は厳しいですが、いい内容でした。ブランドを持つと顧客、人材、情報、お金などが向こうからやってきてくれるのに対し、ブランドを持たないと顧客、人材、情報、お金などの獲得にいつも必死になっていなければならないと(しかもすぐ逃げられる)。ブランドを作るというのは「誠実であること」。誠実に、当たり前のことを、当たり前にこなすことだとするのは、大共感です。そして、ファンを作ることだとするのも大いに頷けます。誠実を忘れた“ズル賢い会社”なんて絶対大成しません。必ずしっぺ返しを食らうこと請け合いです。あとがきにある「大人という名札と交換に、捨てられる無邪気さ」も忘れたくないものだと思いました。