波頭亮、茂木健一郎
『日本人の精神と資本主義の倫理』
幻冬舎
2007年9月30日
いつも温厚に見える茂木さんが、怒れる人として語ってます。憂うべき日本の現状を遺憾なく批判されているように感じました。「サンダル突っかけているオバサンも100億円稼いだ資産家も、精神性において違いなどまるでないのが今の日本」であって、「ピアプレッシャー」+「大衆というバケモノ」が世の中をおかしな方向に導いているのだと思います。やはり今の日本人は、あまりに享楽的過ぎるのでしょう。「ノーブレス・オブリージュ」を持ちえた人を育むためには、何が欠如しているのか。ボクは↓の本なども含めて、ストーリーの欠如だと思います。行動の起点に、倫理感や信念が足りないのだと。
『日本人の精神と資本主義の倫理』
幻冬舎
2007年9月30日
