岩瀬達哉
『人事はどこまで知っているのか』
講談社
2008年4月25日
7.4-2 下世話な人事ネタかと思いきや、意外とまともなことが多く書いてある本でした。人事というのは、究極的には好き嫌いだと思います。好きになる人(=できる人、信頼できる人)は、「当たり前のことを継続して実践できる人」、「つまらない仕事を完璧にやる人」だと思います。本書のなかで紹介されていた「時間・約束厳守度」「連絡・連携度」「異論上申度」「泥かぶり度」「情報支援度」は、シンプルに本質をついたものだと感服しました。それにしても、自分も含めて平凡な仕事を完璧にやれる人は実に少ないものです。