フェルダー直子著/森友環莉訳
『入門マイクロファイナンス』
ダイヤモンド社
2005年12月8日

資本主義というと、過酷な競争社会、儲けてなんぼの世界、一部の勝者(金持ち)による社会というイメージが強い昨今、非常に希望のあるビジネスの話。簡潔に言えば、途上国等の貧困層に超少額投資(マイクロファイナンス)をするビジネスです。この本はその中身や現地レポートといった感じです。過熱する株式投資が、CSRなどに基づくような健全なものになっていくと資本主義も見直せるのでは。巷の株関連書籍は、ボロ儲けできるようなタイトルが並んでいるので、メディアからもこういうものをもっと押し出せばいいんじゃないですかね。