2018年12月

2018年12月09日

箕輪厚介
『死ぬこと以外かすり傷』
マガジンハウス
2018年8月28年
20181209 手っ取り早く読めて、元気になりそう、ただそれだけの理由でミノワマン。予想通り、すぐ読了。熱量のある人は好きです(合わないと思うけど)。私自身、特に破壊願望や破滅願望はありません。どちらかというと安定に安住する方だと思います。とは言え、視野狭窄による予定調和を壊していくことは、自由に生きていくためには必要です。世の中を変えていくのも、こういったパワーによるものだと思います。情報技術によって、明らかに世の中は変わってきました。スマホによって、好みや生き方が凄まじい勢いで細分化しています。でも、世の中の組織はなかなか変わらないのが現状です。ただ、そのうち淘汰されるでしょう。さて、“努力は夢中に勝てない”というのはその通りで、そこから新しいものが生まれてくると思います。夢中になれることに全力を注ぐ時がくるかしら。

(13:23)

2018年12月05日

ジョージ・オーウェル、高畠文夫 訳
『動物農場』
角川書店
2015年1月25日(電子版)
20181205 『一九八四年』が面白かったので、『動物農場』に手を出してみました。ジョージ・オーウェルはいいですね。本書は、「動物農場」の他、「象を射つ」「絞首刑」「貧しいものの最期」が収録されており、残り3割は解説です。解説にある、“寓話とは諸性格の最大公約数を抽出してきて異種の典型に発展させる作業である”というのは、なるほどなぁと思いました。そういう意味で、この『動物農場』は、様々な独裁や全体主義を表現した秀逸な作品だと思います。知らないままに一般大衆を洗脳し、その意識を変えていく「管理社会」の指導者たちのやり口を認識する良書です。滑稽ながらも、現実社会をうまく映し出しています。面白い話ではないですが、現実は小説よりも奇なりと感じますね。ジョージ・オーウェルを読むといつ何時も自由でありたい、と強く思います。

(22:46)