2012年01月

考えの整頓

佐藤雅彦
『考えの整頓』
暮らしの手帖社
2011年10月28日
IMG_1347 ピタゴラスイッチや2355を手掛けていらっしゃる佐藤雅彦先生の『暮らしの手帖』のコラムを本にしたものです。コラムを書籍化したものって読みやすくて好きです。普段見落としがちな何てことのない日常の?を、粋な視点で観察されているものが多くて大変面白く読ませてもらいました。11月に読んだ齊藤先生の『「意識の量」を増やせ!』じゃないですけど、何にしても意識するかの差ですよね。ちょっとしたことを文章にして、人に読ませられるって、素敵ですよね。大阪に来て、忙しさにかまけてコラムを書かなくなってしまいましたが、再開したいな。ジャンルの違った方の文章を読んでインスピレーションを受けるのは、本当に楽しいです。多読を習慣づけし直さないと。

社畜のススメ

藤本篤志
『社畜のススメ』
新潮社
2011年11月20日
IMG_1195 新年早々“社畜”かよ、と思われそうですが、言葉が一人歩きしている感のあるこの単語を皮肉なしに、下積みが大切という観点から話が進められています。新入社員時代によく言われた「守破離」を再確認しました。言われたことをきちんとこなすことは、大切過ぎるくらい大切なことです。すべての基礎が備わってから、自分なりに考えるべきです。それにしてもSE時代は、毎日午前様、休日出勤も頻繁、飲みはオールということが多かったのを考えれば、今は自由を謳歌し過ぎな感はあります(結婚したことが一番大きいかな)。「結果さえ出せばいいじゃないか」というのがいかに青二才的発想か、実績と昇進(評価)は関係ないというデータは衝撃ですね(想像はつきますが)。客観的データより、結局は印象です。そもそもフェアを前提に考えることが存在しない理想です。あとは、昨今の七五三や転職の増加といった数字は、戦後一貫して変化していないという事実。ただ、あまり表面化していなかっただけの話ですよね。さて、今年も頑張ります。
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