2010年10月

衆愚の時代

楡周平
『衆愚の時代』
新潮社
2010年3月20日
IMG_1380 読み終えてから、かなり時間が経ってしまったので、正直内容をあまり覚えていません。タイトルから推測すれば、国民がバカになった、もっと常識に照らした振る舞いをしなくてはならないといったものだったと思います。特に、メディアで取り上げられる内容やアホなコメントをするコメンテーターの言うことを鵜呑みにしてしまうところがよろしくないといったことでしょう。もっと常識的な、子供が判断できるくらい当たり前の基準で、冷静にものごとを見る力を持たなくてはならないということです。まあ、確かに世間はメディアに流され過ぎだとは思いますが、今も昔も変わらない気がします。ただ、情報技術が発展して、少なからず真実に近い情報(まともな意見)にも触れやすくなったとも思います。

ぶれない人

小宮一慶
『ぶれない人』
幻冬舎
2010年7月30日
IMG_1252 小宮さんの本は巷に溢れ返っていますが、意外と読んだものは少ないです。検索してみると今まで2冊でした。「ぶれない」というのは非常に大切なことで、芯を持った人というのは言動に一貫性があり、信頼に足る人だと思います。これは接していれば、自然とわかるものです。そして、ぶれないようにするためにはどうすればいいのかと言えば、やはり『論語』などの古典に語りつくされていると思います。本書にもあるように「お金儲けをしようとする人ほど、お金儲けすらできない」はずで、「お金を稼げるくらいに良い仕事をしよう」という意識が肝要です。信念を貫き通せる人は、必ず成功します。正しいと信じる道は、迷わず歩み続けてほしいものです。

就活のバカヤロー 企業・大学・学生が演じる茶番劇

石渡嶺司、大沢仁
『就活のバカヤロー 企業・大学・学生が演じる茶番劇』
光文社
2008年11月20日
IMG_1229 前々から存在は知っていましたが、下世話な感があって手を出していなかったのですが、学生の就活支援もありますし、ちょっと読んでみるかと思い購入。本来の目的からどんどん離れていく就職活動、他もやっているのでという形式主義が歪めている根本なのでしょう。これは就活に限らず、社会制度全般に言えることだと思います。悪しき慣習は社会の活気を奪っていきますね。個人的に、面接はいかに自分をさらけ出すか(いい意味で)ですよね。異常なほど取り繕ってもいいことないと思います。本書の内容は、“おわりに”部分に集約されていますね。とにかく就活が気持ち悪いと。
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