2010年09月

モレスキン「伝説のノート」活用術 −記録・発送・個性を刺激する75の使い方−

堀正岳、中牟田洋子
『モレスキン「伝説のノート」活用術 −記録・発送・個性を刺激する75の使い方−』
ダイヤモンド社
2010年9月9日
IMG_1191 モレスキンは、3,4年前から愛用しています。個人的には、スケジュール+ノートがお気に入りです(ノート部分がもう少し多ければもっと使いやすいのですが)。あと、定番のプレーンノートブック。ここに紹介されている使用方法をそのまま真似る気は毛頭ないのですが、どんな編集方法があるのか気になって購入。多くの使用方法が紹介されていて、なかなか面白かったです。よく、誰かがプロデュースした「○○手帳」のようなものがありますが、やはり自由に使えるモレスキンがいいですね。読んでいて、どんどんメモしてクリエイティブな毎日を過ごすことを想像して楽しくなりました。

BARレモン・ハート 会計と監査

日本公認会計士協会(監修)
『BARレモン・ハート 会計と監査』
日経BP社
2004年8月23日
IMG_1164 こないだPART?を読んで面白かったので、買ってみました。この本も大変よくできた内容です(マンガです)。これほど会計士の仕事をわかりやすく正確に、かつ、ある程度の水準をカバーしたものはないでしょうね。監査さん、松ちゃん、メガネさん、マスターも私の中でかなりお馴染になった感があります。まだ読んでいない方には、ぜひ読んでもらいたいですね。

国際会計基準(IFRS)はどこへ行くのか −足踏みする米国・不協和音の欧州・先走る日本

田中弘
『国際会計基準(IFRS)はどこへ行くのか −足踏みする米国・不協和音の欧州・先走る日本』
時事通信出版局
2010年9月1日
DSC06646 2004年の『不思議の国の会計学』以来、久々に田中先生の本。いつもと同様、大変面白く読めました(多分に穿った見方という点でも)。時価主義反対論者の先鋒とも言える田中先生のIFRS批判です。内容は、副題が非常に簡潔に示しています。磯山さんの『会計基準戦争』とあわせて読んで頂くと会計に関する興味が沸いてくるのではないでしょうか(ただし、ワイドショー的な感覚で)。巷で騒がれているIFRSを丸飲みしない観点を得るという意味では有用だと思います。大変読みやすいので読んでいない方は、既刊の『時価主義を考える』『時価会計不況』『不思議の国の会計学』もお勧めです。

拝金

堀江貴文
『拝金』
徳間書店
2010年6月30日
IMG_1121 堀江君のRT攻撃に負け購入。自伝的小説なんでしょう。面白く読めますけど、良い子は読んじゃダメってな感もあります。あまり真に受けて拝金主義者になってもらっても困りますからね。良くも悪くもカネを中心に世の中回っていますが、カネや権力を中心に物事考えてしまうと歪んでしまいます。人の心は弱いものです。溢れる欲をどうコントロールするかは、なかなか難しいものです。相変わらず日本社会は混沌としていますが、世の中がいい方向に向かうように欲を発散して頂けるといいですね。欲望の世界を「突き抜ける」って、一体どんな感じなのでしょう。

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因

西林克彦
『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』
光文社
2005年9月20日
IMG_1095 サラーっと読んで、わかったつもりになるというのは日常茶飯事です。深く読むことをあまりしない自分にとってはかなり自戒的な内容でした。ただ、論文のような超論理的な文章については、わかったつもりで読み進めてはいけませんね。そこは書く方も読むほうもキッチリしていかないと解釈は人によって異なるでは済まされません。昔からあった国語の読解問題に対する答えが一つしかないという違和感について、筆者が述べている見解にはとても共感しました。最後の国語教育に対する提言は、その通りだと思います。世の中には、速読というものがありますが、これはわかったつもりの典型になるのかと少し思いました。何でもかんでも熟読は難しいですし、ポイントをしっかり掴んでいればいいのでケースバイケースですが。
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