2010年04月

2010年04月24日

「学外活動」出版プロジェクト
『現役大学生による学問以外のススメ 実在学生21人による「学外活動」ドキュメント』
辰巳出版
2007年3月10日
IMG_0363 1回生に読んでもらおうと思っている本。指定したくせに、今読了。面白かったです。何事にも本気で全力で取り組むことが大切。そして、挫折も大切です。環境や過去のせいにして動かなかったら何も変わりません。自分と違う道を歩む人を理解しない人もいますが、やらずに否定するのはよくない。環境が変われば人は変わるし、人が変われば環境も変わるものです。第一、やりたいことなんて、そう簡単に見つかるものではありません。結果を追い求めるのではなく、原因を作り続ける、これが重要。学内での勉強も学外活動も本質的には一緒です。学外で学んだことは、必ず大学に同じものがあるもんです。実践してから戻ってくると、そこには理論がある。一度社会に出て、学びなおす時の吸収力の違いはここにあると思います。これからの方には、頑張ってもらいたいです。

(10:30)

2010年04月18日

岩崎夏海
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
ダイヤモンド社
2009年12月3日
IMG_0298 萌え系の表紙なので、かなり躊躇いましたが購入。山田先生の『女子大生会計士事件簿』や『会計探偵クラブ』、林先生の『餃子屋とフレンチでは〜』と同じ感じで、面白く読み進められると思います。サラッと読めてしまうはずです。ドラッカーは、正直読んだことないんですけど、経営者や一般のビジネスマン、経営系の学生に限らず、誰でも何かしらの組織に属して社会生活を送っているはずなので、一読しておいて損はないと思います。内容としては、「いかに愛想がよく、助けになり、人付き合いがよかろうと、またいかに有能であって聡明であろうと危険である」という部分に考えさせられました。真摯さが大切。著者が日野出身で、舞台となる高校が程久保高校というのは、親近感がわきました(昔、9年ほど日野市程久保に住んでいたので)。

(00:33)

2010年04月09日

前川修満
『決算書はここだけ読め!』
講談社
2010年1月20日
IMG_0237 試算表から構造を理解するというのが、本書の特徴だと思います。内容は、極めてシンプル。誰でもサラッと読めると思います。最近は、随分と減ってきましたが、巷の会計本は、やはり作り手の内容が多いです。決算書を読むだけなら簿記の知識は特にいりません。読み手に必要な知識は、基本的な構造を押さえることでしょう。細目は見ず、まずは全体をパッと見で把握することが大切です。本書で興味深かったのは、「減点思考の弊害」という部分。一字一句間違いのない解答をする癖のついた日本人は、減点されないように、細心の注意を払うのが習性になっているという指摘です。英語教育がまさにそれを物語っています。ちょっとしたことでも、真っ先に自分の知識が乏しいことに意識が移り、細かい部分も気にして、懸命に知識不足を克服しよう、減点されないようにしようと意識してしまう。この習性だと、なかなか前に進めませんよね。

(22:09)

2010年04月07日

R.P.ファインマン 著/大貫昌子 訳
『ご冗談でしょう、ファインマンさん(下)』
岩波書店
2000年1月14日
IMG_0225 ここのところ読書が滞っていました。1か月ぶりに読み終えたファインマンさん下巻、上巻と同様に面白く読めました。特に、カリフォルニア工科大学の卒業式式辞のカーゴ・カルト・サイエンスの話は、貴重な内容でした。“徹底的な誠実さ、己をごまかすことのない潔癖さ”、“研究をするうえで、細心の注意を払う努力を怠るなら、一時的な名声や興奮は得られても、科学者としては決して尊敬されない”。肝に銘じておく必要がありそうです。あと、専門家の報告を鵜呑みにせず、自分でちゃんと確かめるというのは、大量の情報にさらされた現代社会において、すべての人が注意すべき事柄だと思います。

(22:16)