2009年09月

2009年09月27日

高田明和
『人生が開ける禅の言葉』
PHP研究所
2008年12月29日
DSC05104 本書は、身近な悩みをもとに、その対処を示されていて、とても読みやすい内容でした。苦渋に満ちた世の中で、自分を見失わないためにも悟りを得たいものです。「実力がつかないうちに人を救おうなどとすると、その争いに巻き込まれ、自分も一緒に沈んでしまう」、「体を動かしている最中に悩むことはできない」など、とても頷けました。“自分に一体何ができるか”なんて考えてしまうこともありますが、ものごとを客観的に見て判断したり、感情にとらわれずに善悪を判断できないうちは、人を救うことなどできず、かえってその人を不幸にするだけでなく、自分も不幸になるのは確かにその通りです。また、ちょっと時間があって一人で家にいると、いろいろ考えてぐるぐるしてしまうことはよくありますが、得てしていい方向にはいきません。体を動かすことで、そういう悪い流れを絶つのは良い方法だと思います。

(23:45)

2009年09月19日

金児昭
『会計心得』
日本経済新聞社
2004年11月1日
DSC05019 こないだのSAP IFRS Conferenceで金児さんご本人から参加者全員に配られたものです。ご講演もとても面白かったので、早速読んでみました。もちろん実務の方ですから、実務(経理・財務)における会計のお話です。常にコスト意識を持つことが大切ということが語られています。基本的に、実務家は深い理論について知る必要はないというスタンスだと思うのですが、その逆は通じないよな・・・と実務系のものに接すると感じるとともに、どこまで実務を意識して研究しているかを考えさせられます。

(02:26)

2009年09月15日

香西秀信
『論より詭弁 反論理的思考のすすめ』
光文社
2007年2月20日
DSC04979 少々ひねくれていますが、なかなか面白い内容だと思いました。完全な論理的な議論というのは、存在しないのではないかというくらい、日常的な会話や議論のなかでは、相手との人間関係や肩書き、議論のすり替えのような、うまく言い包められているようなもの(信じさせられているようなもの)が少なくないです。詭弁の代表格として「人に訴える議論」について5つの型(「悪罵」型、「事情」型、「偏向」型、「お前も同じ」型、「源泉汚染」型)が紹介されていますが、なかなか興味深いものがあります。相手の議論にではなく、相手そのものに対して関係のない攻撃を仕掛けるなんてのは、メディアの常套手段ですよね。

(21:39)

2009年09月08日

山田玲司
『キラークエスチョン 会話は「何を聞くか」で決まる』
光文社
2009年8月20日
DSC04930 人と話すのは元来大の苦手です。聞きたいことがあっても、正直に感じたことでも、いろいろと考えてしまって声を掛けられない、これが日常です。億劫な人間ですから。さて、本書は26のキラークエスチョンが紹介されています。何気ないものばかりですが、唐突過ぎる質問は違和感を覚えます。あと、会話って相手の心理が自然と伝わるものですよね。聞く気がなかったり、テキトーだったりってのは、恐ろしいほどバレるものです。本のなかで「話ができないのは、話ができないと思い込んでいるその「心」に問題があるだけ」とありますが、そうだと思います。自分から壁をつくりがちです。

(07:16)

2009年09月06日

友岡賛
『会計学はこう考える』
筑摩書房
2009年8月10日
DSC04904 会計というのは、何かとよくわからない、難しいイメージがあり、会計学って何をしているの?という素朴な疑問が付き纏います。本書は、そこら辺の会計How to本ではなく、会計学とはどういう学問なのかというコンセプトの本です。一般の方向けということですが、少しハードルが高い気もします。会計学を学ぶ学生には、本書や石川先生の『変貌する現代会計』なんかを読んで、しっかり会計学について考えてみて欲しいなと思います。背表紙に「会計にもいろいろ「問題」がある」とあります。いろいろあるんです(笑)

(22:51)

2009年09月02日

西山昌彦
『今度こそ苦手な数字が克服できる ザックリ会計力』
幻冬舎
2009年7月28日
DSC04871 背表紙に「だいたいで、ええやん。」なんて書いてあります。会計本というよりは、数字に関して全体を俯瞰する力を養う内容と言えそうです。決算書をつぶさに詳細まで見る人(または見れる人)なんて確かに存在しません。あの大量な情報をすべて読みこなすというのは、不可能に近いとさえ言えます。だからこそ、全体像をザックリ見る俯瞰力、そして詳細について仮説検証を繰り返すことが大切となります。そして、それは会計だけに言えることではなく一般的なセオリーです。会計本挫折者の方や会計入門として本書を読まれるのもよいですが、本書は会計数値に対する接し方、考え方を説明されているだけなので、本書を読み終わっても分析はできないと思います。詳細を必要に応じて、もうちょっと詳しい本で学んでいく必要がありますね。

(19:24)