2008年03月

2008年03月24日

山田真哉
『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉』
光文社新書
2008年2月20日
3.24 基本的に人が騙されやすい言い回し(数字の使い方)に注意しようというのが本書の内容だと思います。相変わらず読みやすいし、よいです。ただ、会計本ではないと思います。本書のなかに、会計は科学、ビジネスは非科学とありますが、会計が科学と言えるのか、会計学者の端くれとして結構疑問なところです。勘定に感情が入っていることも多くあります。日常業務ではなく、論文や基準のもととなる理論上に(!!)。「現象の再現性」や「反証可能性」があるのか甚だ疑問です。本にもありますが、その場その場でのカードの切り方が大事だと思います。計画なんてあってないようなもんです。こだわるとムリ・ムラ・ムダがでるし。本書を上からなり、横からなり見ると色のついた部分があります。そこは「会計士事件簿」になってます。だからなんだ


(22:15)

2008年03月08日

水月昭道
『高学歴ワーキングプア』
光文社新書
2007年10月20日
3.8 はい、私です。まあ、いろいろと思うところはあります。制度的にマズいとも思います。でも、博士課程修了後にフリーターやニートになってしまうのは、その後に大学教員ということしか考えていないためだとも思います。個人的には、学問は学問で、仕事は仕事だと考えています。研究で得た考え方やフレームワークは、別の分野でも応用可能です。ヘンなこだわりというかステータス感など捨てて、社会に出るべきでは?などと偉そうに思います。本のなかで出てくる「博士号は“足の裏の米粒”だ」という例えに、なんか頷いてしまいました。「取っても食えないが、取らないと気持ちが悪い」

(20:54)

2008年03月02日

林誠
『お役所の潰れない会計学』
自由国民社
2007年11月5日
3.2 著者自身がプロフィールに書いているんですけど、関西ノリ全快です。私は嫌いじゃないんでいいんですけど。でも、気に障る方もいらっしゃるような気もしますね。内容は、お役所の潰れない仕組みを、護送船団方式、親会社(国)への従属、M&A(合併)、単式簿記による現金主義、厳格な「予算主義」、キャッシュフロー会計、会計の公開、徹底した縦割り、終身雇用といった既存のシステムからわかりやすく説明されていると思います。普段、企業会計を専門にしているせいか、公会計については壁を感じていましたが、考えてみれば企業会計よりとてもシンプルなシステムです。日々の生活で官と民の違いについて思うことはよくありますが、この本でもいろいろとありました。都会と地方についても。それにしても最近忙しくてあまり本が読めません。

(11:34)