森見登美彦
『太陽の塔』
新潮社
2003年12月10日
11.25-1 軽く1ヵ月半は本を触っていませんでした。読める余裕が出てきたので近所の書店でとりあえず買ってみたのが本書。めずらしく小説。『夜は短し歩けよ乙女』の人のデビュー作らしいのですが、凄まじい妄想の展開というか、かなり引いてしまう内容でした。まあ、それなりに楽しめたのも事実ですけど。「何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。なぜなら、私が間違っているはずがないからだ。」こういう勘違いな人は、小説のなかならまだしも、実際にいるもんで困ったもんです。