火事場プロジェクトの法則

山崎敏
『火事場プロジェクトの法則』
技術評論社
2006年10月5日
1.15-2 デスマーチの話もだいぶ飽きてきました。っていうか、読むのが辛くなってきた。特にこの本は、システム開発に対してネガティブな観点から見ているような感じだったので。それなりに的を射ていますが、共感度は低め。この手の話は、システム開発の名著とよばれる本を読んだほうがいいですね。そこに全てが書いてあるから。そういう意味では、やはりトム・デマルコの本がいい。ちなみにこの本は、前半はデスマーチ・チェックリストなるものの記入と解説。この内容もイマイチな感が拭えない。矛盾は突いてるんだけどね。

縦並び社会

毎日新聞社会部
『縦並び社会』
2006年9月10日
毎日新聞社
1.14 毎日新聞を読む機会はないですが、いい新聞社だと思ってます(何となく)。タイトルは、“縦並び社会”。副題は“貧富はこうして作られる”。これで内容は大体想像できると思います。勝ち組、負け組と称されるような格差社会について、どのような現象が実際に起き、その原因は何なのかという毎日新聞の連載企画を本にしたものです。金持ちが優遇される政策の批判、セーフティネットの不足という論調が強い内容でした。確かに自分の周りでも格差が広まっていく気配をひしひしと感じています。日本の国民総幸福(GNH)は低いに違いない。

お金より名誉のモチベーション論

太田肇
『お金より名誉のモチベーション論』
2007年1月4日
東洋経済新報社
1.8-2 人事評価一般に関していろいろと示唆に富んだ内容でした。確かにモチベーションを上げるには、お金より承認欲求を満たしてあげるような刺激の仕方が効果的だと思います。みんなが認めてくれる仕事って、やっぱやりがいがありますよ。必要とされていなければ、やる気も起きないし、ばつが悪い待遇だったりするとやりづらいものです。競争下に置くと競争や相手ばかりが気になって効率が下がる人、褒めることによって、それをプレッシャーに感じて潰れてしまう人、人の能力を引き出すというのはなかなか難しいものです。まあ、人間関係はその人その人で捉え方感じ方が違うのでメール一つでも大変なんですけどね。

はじめての後輩指導

田中淳子
『はじめての後輩指導』
日本経団連出版
2006年9月20日
1.7-2 部活や研究など、ぼちぼち後輩の指導はしてきましたが、お金をもらってやるのは仕事が初めてということになります。それ相応の結果が求められることになるのは少々めんどくさいと思ってしまうものですが、基本は一緒。気負う必要もないか。所詮、人間関係。と思っている私が、サクっと読める薄い本としてチョイスしたのが本書。副題は「知っておきたい育て方の30のルール」ということで、30のお題が用意されてあり、それについてこうするんだよってなことが書いてあります。30のルールは基本的に文句なしですが、著者の説明はイマイチです(私が天邪鬼なのでしょう)。成功例として紹介されている内容も私が部下だったら、不快(迷惑)に感じるものもいくつかありました。感じ方は人それぞれ。難しいですね。

ハーバードMBA留学記

岩瀬大輔
『ハーバードMBA留学記』
日経BP社
2006年11月20日
1.5-2 外資系や海外MBAの話ばかり読んでいたこともあり、新聞の広告で気になっていた一冊をチョイス。副題の「資本主義の士官学校にて」にあるように、現在のアメリカ型資本主義の考え方を日本で言われる“ハゲタカ”的な視点ではない純粋なものとして見ることができた感じがします。前2冊同様、この過酷な超実力主義というか、才能と努力、そして実力と行動力を備えたエリートの世界を垣間見て、日頃の自分の怠惰さを実感したわけです。はい。最後の100楼未蓮漁師と投資銀行家の話やプランド・ハップスタンス、transformational experienceなど、とても示唆に富んだ内容で非常に面白かったです。とっちゃおうかMBA。なんて

外資系トップの仕事力

ISSコンサルティング編
『外資系トップの仕事力』
ダイヤモンド社
2006年9月7日
12.26 なんとなく、また外資系に関する本を手にとってみました。この本に登場する方々は、意外にも将来設計(キャリア設計)というものはなかったと公言している人ばかりです。好きなことを楽しみながら果敢に挑戦してきたことで、ここに至ったといった感じ。まあ、その行動力や努力は並みのものではないことだけは確かですが。ほぼ海外のMBA取得者で、そこでのかなりシビアな学習環境が飛躍の基礎となっているような感じを受けました。このまま甘えたっぷりの生活を送っていったら、このまま終わるんだろうなぁ、なんて思いました。

外資系コンサルの真実

北村慶
『外資系コンサルの真実』
東洋経済新報社
2006年11月2日
12.19 マッキンゼーやボスコンみたいな戦略系コンサルティングファームには、憧れますけど、やっぱIQ高くないとムリだろうなぁとか思ったりします。現代のエリートといったところか。本のなかに智恵のエッセンスなんていう章がありましたが、さながら経営学の授業のようでした。懐かしい。昔はあまり実感というか、実際に使用するイメージを持ってなかったんですけど、今となっては活かさずにどうするといったところです。っていうか、こういう分析手法で自分の人生をコンサルしたほうがよさそう。なんて思ったり。

レバリッジ・リーディング

本田直之
『レバリッジ・リーディング』
東洋経済新報社
2006年12月14日
12.14-3 副題は、“100倍の利益を稼ぎ出すビジネス書「多読」のすすめ”。著者は、年間400冊、一日最低1冊は本を読むそうです。私も多読派ですが、どんなにつまらない本でも一字一句全部読むことにしている×ゲーム的な読書をする私には到底ムリな量です(この本でいう非効率の典型)。ちょうど、このbook diaryで紹介している本が400冊くらいだと思います。本の読み方は、人それぞれなので何が良くて何が悪いとは一概に言えるものではありません。その人が好きな本を好きなように読めばいいと思います。完読スタイルを除けば、この本に書いてある読書のスタンスは、ほぼ私の読書観と同じだと思います。本を読むのは自分への投資。お金なんて気にしません。

世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す

ジョセフ・E・スティグリッツ著/楡井浩一訳
『世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す』
徳間書店
2006年11月30日
12.14-2 センと並んで好きな経済学者であるスティグリッツ。読まないわけにはいきません。『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』、『人間が幸福になる経済とは何か』に続いて徳間書店から出た訳書。これぞホンモノの経済学者。学会や大学みたいな閉ざされた社会に閉じ篭って、社会に目を向けない(社会を知らない)オタクとは違います。いつものことですが、グローバリズムによっていかに世界が歪められているかが簡潔にわかりやすく書かれてあります。要は、アメリカ・IMF・世界銀行等を中心とした悪しきグローバリズム批判です。読みましょう。

最新 事業計画書の読み方と書き方がよ〜くわかる本

松本英博
『最新 事業計画書の読み方と書き方がよ〜くわかる本』
秀和システム
2006年3月30日
12.3 事業計画書って、なんかイメージわかないなぁ。ということで読んでみました。この本で、まず言えることは誤字脱字の多さ。恐ろしいほど多かったです。内容については、これといった事業プランもない私がさらぁーっと読んだからか、抽象的な感が拭えませんでした。まあ、最後に載せてあるフォーマットに自分の事業計画を落とし込めばいいんでしょう。ためになったのは、事業化プロセスの「10の問い」と事業ネタを促進するツールですね。しかし、この誤字脱字の多さは出版物としてどうなんだろう。

実録 SEの履歴書

SEライフ編集部 編
『実録 SEの履歴書』
技術評論社
2006年11月25日
11.28 やっぱり新書は読みやすい。ストレスなくサクッと読めます。第一線で活躍するSEさんのインタビュー集。会社という組織のなかで活躍している人、フリーランスで活躍している人と形は様々。ここで紹介されている人は、第一線で活躍されている人なので、型に嵌まらない方が多いですが、だからといって闇雲に好きなことばかりやってきたわけでもなく(本人はそう思っていても)、それぞれに守破離の流れで今を体現してきたことには間違いなさそうです。まあ、なにはともあれ「好きこそものの上手なれ」です。

ハードワーク

ポリー・トインビー著/椋田直子訳
『ハードワーク』
東洋経済新報社
2005年7月14日
11.26 日本でも働いても働いても豊かになれないという働く貧困層が増えてきていると言われています。この本の著者は、英国のジャーナリストさんで、実際にワーキングプアと同じ生活を送ってみた体験録が本書です。ワーキングプアは、非正規雇用の拡大が起こした社会現象というか社会問題ですよね。同じことをしていても正規と非正規では賃金や福利厚生に絶対的な差があります。正規のなかでもヒラと役員の賃金格差がひらく一方だったり。まさに二極化。この本では、劣悪な環境でツラい仕事を低賃金でやらざるを得ない人たちが多く紹介されています。国家(政府)のありようが問われる問題でしょう。

粉飾の論理

高橋篤史
『粉飾の論理』
東洋経済新報社
2006年10月10日
11.12 思いのほか読み応えがありました。特にメディア・リンクスの部分から。会計不正だ何だと世間では騒がれていましたが、実際かなり黒い話なんだなぁと。世の中カネの周りに集まってくるハイエナがいっぱいいるんですね。しかし、普段理論だの基準だのと議論している世界と粉飾の現場があまりにも乖離していて正直戸惑いましたね。真面目な日本のサラリーマンが生きるか死ぬかの瀬戸際で手を染めてしまう麻薬なんですよね。そうでない人もいますけど。この本の登場人物にも妻子がいると思うと、なんか複雑な気持ちになります。

図解よくわかる水処理膜

岡崎稔、谷口良雄、鈴木宏明
『図解よくわかる水処理膜』
日刊工業新聞社
2006月9月25日
11.5 21世紀は「水の世紀」。今世紀は、水をめぐる戦争が起きると言われています。石油(ガソリン)が高い高いと言いながら、それより高い水を毎日買って飲んでやしませんか?そう、水はとっても貴重な資源です。海水淡水化技術は、日本が誇る素晴らしい技術。逆浸透膜では50%以上の世界シェアを持っているそうです。世界を救う技術なんて素晴らしいじゃないか、とうことでこの一冊。主な関心は、海水淡水化技術だったんですけど、読んでみると下水・工業排水処理に超純水製造、人工透析と水処理膜の話は尽きることがないくらい応用範囲が広い。でも、一番優れている膜は生体膜。天然モノに優るものはないんだな。

ITスキル標準経営者向け概説書

独立行政法人 情報処理推進機構 ITスキル標準センター
『ITスキル標準経営者向け概説書』
株式会社アイテック
2006年4月30日
10.30 ITスキル標準知ったかぶってんじゃないよ。ということで手に取った一冊。これを読んで、「ウチもITスキル標準を使ってビジネス戦略を!」なんて思う人がいるかは別として、まあざっくり説明されています。特に最後の事例紹介は、抽象的過ぎて微妙な内容。個人的には、ITスキル標準は使いづらい代物だと思っているので、少しは親近感がわくのかと期待してましたがイマイチ。これもITに関する知識や技術が多種多様で一概には言えない難しさでしょう。でも、こういう試みがされていけば、少しずつ業界としての成熟度も高まっていくはず。ITスキル標準に限らず、いろんな面で標準化が必要な業界ですから。

格差社会サバイバル

『格差社会サバイバル』
高橋朗
Nanaブックス
2006年6月12日
10.29 かなりナメた表紙です。この著者、こういう本をかなり書いている方のようです。さて、最近何かと話題の格差社会。確かに二極化が進んでいるように感じます。この本は、それなりに面白いとは思いますが、作為的でヒドい分析です。持論が強過ぎるし。内容をシンプルにわかりやく過激に書くと、こうなってしまうのだとは思いますが、鵜呑みにしてしまう人がいないか心配です。しかし、ちゃんと控えめに読めば、そんなに間違ってないし、結構いい内容もあります。「〜を学ぶ」ではなく「〜から学ぶ」というのは、共感。

デッドライン

トム・デマルコ著/伊豆原弓訳
『デッドライン』
日経BP社
1999年3月23日
10.24 『ソフトウェア開発の名著を読む』で紹介されていた一冊。おそらく、そのなかで一番読みやすい本だと思います。やっぱ、物語形式ほど読みやすいものはない。ソフトウェア開発をしている人なら、日々の自分の実体験と照らし合わせながら興味深く読み進めることができるしょう。ソフトウェア開発を成功に導く101の法則は、管理者であれば必ず気に留めておくべき事項でしょうね。守るのは難しいでしょうが。ソフトウェア開発に限らず、プロジェクトマネジメント一般に通用する内容です。まさにお薦めの一冊。

餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?

林總
『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』
ダイヤモンド社
2006年9月28日
10.5 思いのほか、わかりやすくていい本でした。管理会計を勉強するには、お勧めと言えます。↓よりも具体的な内容です。会計を苦手とする人には、まず↓を読んで会計アレルギーをなくして、←を読んで実践に近付けるというのはいいかもしれません。中小企業や税務会計なら『なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?』が最近読んだなかではお勧め。いきなり、簿記や会計基準、税法といった拒否反応を起こしやすいものより、ここら辺の本から始めるのが動機付けとしては効果的でしょう。『女子大生会計士の事件簿』や『さおだけ屋〜』ももちろんお勧めです。

数字は見るな!

田中靖浩
『数字は見るな!』
日本実業出版社
2006年9月20日
10.1 日頃思っていることがうまいこと書かれてて、爽快な本でした。会計のわかりづらさって、たぶん世間の会計のイメージと実際(現場)の会計があってなかったり、会計本を読めば、やたら細かい説明(そして誰もが一緒の文章)ばっかりなのが原因なんだと思います。この本で具体的な会計力がつくのかどうかはわかりませんが、会計に対する正しい直感を養うにはいいかもしれません。でも、やっぱり会計がわかるにはどうすればいいかと問われれば、簿記やればいいんじゃないかと思ってしまう、安易な人(私)です。

ぼく、路上系社長

前橋靖
『ぼく、路上系社長』
亜紀書房
2006年9月20日
9.29 副題は、「ホームレスからでも立ち直れるから大丈夫!」。いや〜、この経歴には圧巻です。麒麟の田村じゃないんだから。いつ、路上系になってもおかしくない私(笑えない)にとっては、身近な存在?経歴はともかくソーシャル・ベンチャーってとこがかなり魅力的。いつか読んだ、マイクロファイナンスなんかも紹介されていましたが、こういう事業って、もっと社会に必要でしょうね。アントレプレナーも悪くない。ただ、何事を成すにもやる気と行動力。なせばなる。なさねばならぬ、何事も。

フローチャートでわかる新人SEのための会計&業務の基礎知識

岩谷誠治
『フローチャートでわかる新人SEのための会計&業務の基礎知識』
エクスメディア
2006年4月26日
9.24-1 SEの難しさって、システムの知識は当然のこととして、業務知識がないと仕事ができないことにあるんじゃなかろうか。業界知識、業務知識がないとソリューションを提示するのは難しい。会計のことは、知っているようで何も知らない私には、部門の役割や業務内容という視点から会計を説明していく本書がよいかと思い購入。しかし、やはり会計本というのは、とにかくつまらないもので時間だけがかかった一冊でした。『会計士事件簿』や『さおだけ屋〜』に続くような本は出ないもんか。

風に吹かれて豆腐屋ジョニー

伊藤信吾
『風に吹かれて豆腐屋ジョニー』
講談社
2006年7月12日
9.10 コンビニなんかで見かけるアレです。ちょっと高めの異様なパッケージの豆腐。とにかく濃厚な味。どこの会社が作ってるのかと思ってましたが、こんな人が作っていたとは。今までにない豆腐を作るというコンセプトは非常に共感。パッケージも商品名もいいと思いますが、男前豆腐店のキャラ展開はちょっとやり過ぎな感が否めない。とにかく、なんかおかしなこと、ありえないことをやるのがオモシロイ、カッコいいみたいな、そういう空気が漂ってます。いいんですけど、若干引き気味。これからも今までになかった豆腐を世に送り出してほしいですね。

「へんな会社」のつくり方

近藤淳也
『「へんな会社」のつくり方』
翔泳社
2006年2月13日
9.7 ネット関連のベンチャーでは、ナナロク世代の経営者がきてます。巷では、SNSが流行ってますが、わしはやっぱり“はてな”が好き。ということでこの本。まあ、やる人はやるんだなと。とことんな人、最後までやり遂げる人というのは、爽快です。そして、信頼できる。すべてを隠さずにオープンにするというのは、なかなか難しいもの。シンプルで当たり前、当然なんだけど、そういうことって誰もできなかったりする。そんなことができる自分になりたい。矛盾のない自分でいたいもんだ。

PMBOK入門

広兼修
『PMBOK入門』
オーム社
2005年11月25日
8.30 Project Management Body of Knowledge。アメリカで作成されたプロマネ標準です。表紙からも推察されるように教科書的な本です。つまり、面白くない。おかげさまで読むのに2週間かかりました。PMBOKは、決してシステム開発プロジェクトを対象にしたものではないですが、例によってシステム開発が前提で話は進んでいきます。米国型のマネジメントは、どうも受け入れ難いと感じるのは私だけでしょうか。コミュニケーションが大切と書いてあっても、どうも心に響かない。やはり、中国や日本の古典が説得力もあるし、受け入れ易い。

国家の品格

藤原正彦
『国家の品格』
新潮社
2005年11月20日
8.17 久々に新書らしい新書。新潮新書は、blog形式にして初めてのよう。最近、靖国やら教育基本法やらの影響なのか何なのか、国に関する本を多く見かけます。本書は、そのなかでもよく売れている本ですよね。よく売れているだけあって、内容は面白かったです。欧米の「論理と合理」の限界に始まり、“もののあわれ”や“武士道”といった日本の「情緒と形」の普遍性について語られています。会津日新館の掟の結び「ならぬことはならぬものです」が異常に説得力を持っていました。“なぜ人を殺してはいけないのか?”といった合理的な答えのないものに対して、これ以上の答えはないですね。

いちばんやさしいJava入門

丸の内とら
『いちばんやさしいJava入門』
技術評論社
2006年8月25日
8.16 VB畑の私には、“Java”という響きが妙にカッコよく聞こえます。いまだJavaを触ったことのない私が変なアレルギーを持ちたくないということでこの一冊。新書サイズに納まっているこの本はサイコー。車中での読書のため、実際に動かすことはしていないものの十分読んでわかるレベル。ほんとに基礎の基礎です。他のオブジェクト指向言語の入門書としてもよいのでは(基本操作程度なら)。PG系の本の分厚さには、いつもため息なので、せめて入門書くらいは新書くらいの本が増えるといいです。

ソフトウェア開発の名著を読む

柴田芳樹
『ソフトウェア開発の名著を読む』
技術評論社
2006年8月25日
8.15 技評SE新書第3弾。『ソフトウェア開発の名著を読む』。要は、ソフトウェア開発に関する本の書評本。どの本の書評を読んでも、とても納得。そうだよね。そうだよね。と思いながらちゃっちゃと読んでしまいました。ここで紹介されている本は、どれも興味深いんですが、ちょっとページ数が多いように感じました。パワーのいる読書は苦手なんだよねぇ。200〜300ページがベストなんだが。。読んでみたい気持ちと本の厚さが3対7ってとこか。読もうよ。絶対何か変わるから。

なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?

小堺桂悦郎
『なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?』
フォレスト出版
2006年6月9日
8.12-1 『粉飾バンザイ!』の著者の最近の本。この著者の本は、他にも『借金バンザイ!』や『税金バンザイ!』がありますが、タイトルの過激さもあり、ちょっと如何わしいので手を出していませんでしたが、なかなかの面白さ。ちょっと他のも読んでみようか。中小企業の会計を知るには、かなりよいと思います。うん。とてもわかりやすい。そして、一応財務会計専門の私には、ほど遠い内容会計。でも、自分が社長だったらこんな会計をフル活用するに違いない。巷で思い当たるものもゴロゴロです。はい。

ニッキィのけいざい個人授業

日本経済新聞社
『ニッキィのけいざい個人授業』
日本経済新聞社
2005年10月3日
8.5 経済のこと知りたいけど、経済用語がさっぱりという方のための一冊。意外と知ってるようで、ちゃんとわかっていないものもあるものです。一項目4ページで+1ページ“ちょっとウンチク”というコーナーがあり、とても読みやすいはず。個人的に初めて知ったのは、百貨店とスーパーの違いについて。株式指数の歴史もなかなか興味深かったです。原油高でガソリンが高いといっても、税金分を引けば圧倒的にペットボトルの水の方が高いというのは、「確かに。」と思ったり。などなど

SEの教科書

深沢隆司
『SEの教科書』
技術評論社
2006年5月25日
7.30-1 SE本です。筆者は、今まで顧客とのトラブルは一切なかったとおっしゃっています。そして、仕様変更ゼロ、単体テスト以降のバグをほとんど出さずに、稼動後バグゼロのシステムを作ったとか。にわかに信じがたい話ですが、それを実現するためには「こうしたらいいよ」というのがこの本です。一言でいうと、コミュニケーションとマネジメントが大事だという内容です。まあ、そのなことくらい誰でもわかってることですが、自らを省みるにはいいでしょう。筆者の経歴もなかなか面白いです。

粉飾資本主義 エンロンとライブドア

奥村宏
『粉飾資本主義 エンロンとライブドア』
東洋経済新報社
2006年6月29日
7.24 株式会社研究を生業としている奥村先生の本。ライブドアの事件を受けて、その意味を株式会社論という観点で分析しています。歳のせいか、はたまた個人の性格によるものか、文章に多少癖があります。実学の精神として、現実から理論を作っていくことを強く説かれていますが、その科学性には少し疑問。この本に限らず、この先生の主張は評論に近いという印象。とはいうものの、中身はとても面白かったです。学部のときに奥村先生の授業をとっとけばよかったといつも思う。

情報流出

アスキービジネス編集部 編
『情報流出』
アスキー
2006年8月1日
7.21 最近少し意識的に読むようになった情報漏えいに関する本。アスキーの情報漏えいに関するセミナーをまとめたものです。最近は、結構な規模の個人情報が企業から流出する事件が多く起こっています。身近にもその影響がちらほら。勘弁して欲しい。Winnyを使ったことはないですが、知らないうちに自分のパソコンもいろんなウィルスにやられているかも?と日々感じます。迷惑メールは、毎日数十件送られてくるし。Webで公開してるからそうなるんだろうけど。自分の情報は自分で守るしかないよね。

ライブドア監査人の告白

田中慎一
『ライブドア監査人の告白』
ダイヤモンド社
2006年5月25日
7.17-1 久々に本を購入。ライブドアの監査責任者だった田中さんのまさにタイトル通りの“監査人の告白”。会計監査の現場をリアルに感じとれる一冊。ライブドアの粉飾の構図は、かなり読み応えがありました。同時にこれまでの粉飾との背景と手法の違いについても「なるほどねぇ〜」といった感じ。実際に、キャッシュ・インのある粉飾ってのは、確かに新しいかも。この一冊で、中小監査法人を見る目が少し変わりました。そして、いかに会計士の倫理というものが重要かを再認識しました。監査基準の一般基準(2)かぁ。懐かしい

お仕事のマナーとコツ

西出博子
『お仕事のマナーとコツ』
学習研究社
2006年3月15日
7.17 約2ヶ月ぶり?久々の読書。ここんとこ何となく本を読む気にならなかった。会社で薦められた一冊。いいきっかけだから読んでみました。マナーは、基本的に相手を敬う気持ちがあれば、自然に出来るもの。ただ、それがマナーとしてあっているか自信がなくて行動できないことが多いのでは。マナーを再確認するにはもってこい。フツーの本よりは、読み易いと思います。いたって、ほのぼの系。著者は、国家議員という経歴もある人のよう。絵の人の紹介に「ふい思いたって2001年よりフリーのイラストレーターとして活動開始」という文章がいい。

大喜利猿

小林賢太郎、升野英知
『大喜利猿』
2006年2月28日
河出書房新社
5.22 ここ10日本読んでないです。なんか元気なし。今日は、愛してやまないラーメンズ系で一冊購入。ジャンプ読むより早く読み終わります。単に舞台の大喜利を本にしただけだから。水曜に届いた『ALICE』は、期待通りの内容。2ヶ月前に観に行った『○ maru』もブラボー。やっぱいいよ小林さん。

SEの読書

技術評論社 編集部 編
『SEの読書』
2006年2月25日
技術評論社
5.11 SE本が続きます。最近、読書方法に悩んでいるので気休めに一冊。著名な10名のSEの方の読書の仕方が紹介されています。↓の方も載ってました。読書のスタイルは、人それぞれで、どれがよくてどれがよくないというもんでもないですね。10人の話を読んだだけでも共感する部分もあれば、自分には向いていないなと思う内容も多々ありました。お奨めの本なんかも載っていたりして、なかなか面白かったです。あと分量も少ないし。せっかく本を読むのなら、読み捨てるんじゃなくて自分のものにしたいもんだ。

ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人

荒井玲子
『ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人』
技術評論社
2006年5月5日
5.9 技術評論社からSE向けの新書が出ています。その名も“技評SE新書”。世にSE本は多く出版されていますが、新書が出るとは驚き。目次をざらっと見るだけで、ソフトウェア開発に限った話ではないことがわかります。もう、この手の話は嫌というくらい読んでいますが、実践の場で活かせていないのが悩みどころ。この本は内容が自分の日常なだけに胸にグサグサ刺さってくる内容でした。やべ、このままじゃ伸びないよぉ〜。基本的に古いタイプなんだよね。自分不器用っすから

山田真哉のつまみ食い「新会社法」

山田真哉、緒方美樹、宮崎剛
『山田真哉のつまみ食い「新会社法」』
青春出版社
2006年1月10日
5.6-3 500円シリーズ第3弾。会計本の売れっ子、山田さんの本。『図解〜』の方は、10万部売れてるそうな。内容は、言わずと知れた5月に施行された会社法。主に、一人取締役の会社に焦点を当てた内容になっています。コンパクトでわかりやすいことこの上なし。総会決議や検査役調査などが、ホントにかなり規制緩和されたんですね。そして、最後の定款例はかなりポイント高いです。あれを参考にすぐに定款作れそう(事業さえ定まっていれば)。株式会社設立のハードルはかなり低くなってきましたな。

知らなかったでは許されない 個人情報 セキュリティ対策

岡村久道、鈴木正朝
『知らなかったでは許されない 個人情報 セキュリティ対策』
日本経済新聞社
2006年4月20日
5.6-2 こちらは、セキュリティ対策。ガチガチのセキュリティ対策によって業務に支障をきたしているという話をよく聞きますが、最低限の対策は必要。この本に書いてあることくらいはできていないとアウトな気がします。悪意ある人が容易に個人情報にアクセスできる状況は危険。結構、いろんな情報がそこら辺に転がっていたりするもの。悪いことをしてしまう人は意外に内部にいるもの。性善説を前提にセキュリティ対策は進みませんよね。はてさて、この本たちを読むのは読書って言うんだろうか。

これだけは知っておきたい個人情報保護

岡村久道、鈴木正朝
『これだけは知っておきたい個人情報保護』
日本経済新聞社
2005年1月5日
5.6-1 個人情報保護法が施行されて1年とちょっと。個人情報保護法について、個人情報保護について、とりあえず知っておこうかと思い、コンパクトでわかりやすい本を2冊読んでみました。個人情報の範囲(対象)を把握して、ケーススタディで具体的なケースをみていく。普通の人であれば、これ1冊で十分な内容だと思います。最近、どこから漏れたのかわかりませんが、携帯に変な電話がかかってきて非常に迷惑。どうやら名前まで把握しているらしく、とても嫌〜な気分。いったいどこから漏れたのやら。

よくわかる流通業界

月泉博
『よくわかる流通業界』
2004年11月1日
日本実業出版社
5.3 まるで就活みたいに業界本が続いてしまいました。去年の秋に買って放置されていた可哀想な一冊。読んであげました。この本の言い回しが、何かと淘汰だの二極分化だのと世の中(法律や消費者の嗜好)が変わって、これまでのやり方は通用しないよといった感じで少々疲れます。なんだか結構ステレオタイプ的な中身。ここで新しい業態や試みとして紹介されているものでも現在は失敗に終わったものもあり、そういう楽しみ方もありですね。ちょうど3年前に受けていた流通系の授業で聞いていた話そのものでした。ん〜、懐かしい。

よくわかる情報システム&IT業界

新井進
『よくわかる情報システム&IT業界』
日本実業出版社
2003年7月10日
4.28 情報サービス産業って、どんな産業ですか?SEって何やってんの?とよく聞かれますが、うまく説明できません。会計学って何?と同様。コンサル?ソフトウェア開発?ITベンチャー?この業界にいる人ならともかく、関わりのない人はとかくイメージがつきにくい産業です。売上高14兆円、就業者57万人、GDPの2.83%を占める一大産業なんですけどね。。という情報システム&IT業界の業界説明本です。上記の質問をする人にぜひ読んでもらいたい一冊。いや、なんやかんやでよくわかっていない自分のための一冊。

仮説思考

内田和成
『仮説思考』
東洋経済新報社
2006年3月31日
4.23 BCGの日本代表だった内田さんによるコンサルにおける仮説思考の本です。情報を意味なく大量に集める習性を持つ私には、耳の痛い話です。もうこれは単なるコレクター。Book diaryの本たちもそのひとつ。とりあえず読んで、そのまま本棚(コレクション)へ。まあ、それはいいとして、仮説を持って分析に入るというのは重要です。目星もつかずに情報いじっててもなかなか期待する結果は得られませんよね。まあ、何かしら得られるものはあるかもしれないけど、ビジネスの場ではちょっと問題になりそう。ウマい仮説を立てるには、経験を積まないと難しいでしょうが、それは仮説検証(失敗)を繰り返すことによって得られるもの。じゃんじゃん失敗しちゃいましょう。

想い

西山知義
『想い』
アメーバブックス
2006年3月3日
4.17 アメーバブックスは、とにかくこういう本を出しまっくてますね。藤田さんの出版社なだけはある。さて、今回は牛角で有名なレックス・ホールディングスの社長である西山さんの本。レインズ・インターナショナルから社名変更していたことさえ知らなかったです。いつの間に。いきなり奥さんの重病から始まったのでビックリしました。この方、かなりのワンマンかつ売ってなんぼな感じで事業をしてきた方のようです(昔は)。とにかく勢いだけはすごいです。私、牛角はあまり好きじゃないんですけど(ゆっくりできないから)、なんでこんなに増えたのか不思議で読み始めましたが、その謎は結局解けませんでした。5日に一店開店してくペースなんて、、、まさに勢い。

内部統制の考え方と実務

八田進二
『内部統制の考え方と実務』
日本経済新聞社
2006年3月20日
4.15 ビジネスの現場において内部統制はまさに現在進行形の話。実際の規定はともかく、全体の流れと内容を把握するのにちょうどいい本です。急いで作ったせいか、誤字脱字が多い気がしました。アメリカで企業改革法ができてから、日本での動きを具体的に全く追っていなかったので、いい整理になりました。巻末に資料として、最近公表された報告書などがついているのも何かと便利な一冊です。内部統制報告書は、企業にとってはかなりの負担となりますが、はてさてうまく機能するのやら。よりよい経済社会には必要不可欠ではありますが。

スープで、いきます

遠山正道
『スープで、いきます』
新潮社
2006年2月25日
4.6-1 また社長本です。会社が四ツ谷ということもあり、Soup Stockはかなり身近な存在。三菱商事の社員さんが作った会社なんて知らなかったです。IT系とは、また違った事業内容ですが、基本的なコンセプトというか、シンプルでわかりやすいビジョン、そしてそのビジョンを徹底的に追求するという点では同じなんだと思います。物語調の企画書はかなりよかったです。芸術的なセンスというか、想像力の豊かな方だなぁと。まあ、絵の個展開いちゃうような方みたいですから。スープへの情熱とこだわりを読むと思わずスープが食べたくなる一冊でした。

満天の星

平野岳史
『満天の星』
アメーバブックス
2006年2月2日
4.1 ちょうどフルキャストの話をしていたときに、本屋にあったので買ってみました。巷で山のように出版される社長本に少し胡散臭さを感じつつある今日この頃。でも、やっぱ読んでしまう。さて、本の内容ですが、他の本よりかなり泥臭い気がしました。よくうまくいったなぁと思うところも多々あります(他の会社もそうですけど)。母子家庭であったり、フリーター生活があったり、他の社長さんとは一味違います。成功した人って、成功することが必然だったのか、はたまた偶然なのか。一歩を踏み出す(起業する)勇気は、成功者への道か破産への道か。う〜ん、悩ましい。

人を動かす【新装版】

D・カーネギー著/山口博訳
『人を動かす【新装版】』
創元社
1999年10月20日
3.28 遂に読みました。本屋に行ったときにちょうど目の前にあったので即買い。これといって読む本もなかったので。さて、期待通りの内容でした。後半はそんなにときめかなかったけど。ちょっと無理あるかなとも感じ始めたし。でも、基本路線としては絶対に間違ってないです。そりゃ、これで全て(誰に対しても)が解決するってもんはないですよ。ポイントは、すべて目次に詰まっている感じ。内容を読まずとも目次をずらっと目を通すだけでも意味あります。とりあえず、相手にネガティブな感情を持たせないってことですね。

「なりたい自分」に変わる9:1の法則

河合薫
『「なりたい自分」に変わる9:1の法則』
2006年3月16日
東洋経済新報社
3.13 自己啓発系の本は基本的にどれも一緒と思いながらも結構モノによっては逆のことが書いてあったりもします。まあ、人によって考え方が違うのは、すべての物事において言えることですけど。この本の主な内容は、ストレスをどのように乗り越えるかというものでした。単純なポジティブシンキングとは違うというところがみそですね。自己啓発にいい書物は、やはり古典でしょう。言い古された言葉ほど言い得て妙なものはありません。もっと重みのある本を繰り返し読んだほうがいいんだろうな。

やりたいことをやれ

本田宗一郎
『やりたいことをやれ』
PHP研究所
2005年9月21日
3.9 やりたいことをやるためには、それなりの覚悟とパワーが必要。本田宗一郎は、やりたいことをやるだけの自信と根性がある。これだけの自信と根性があれば、何かしら成し遂げられるかもね。免状なんてクソくらえなんて、なかなか言えないもんだ。まあ、クソくらえなんだけど。通じる部分としては、相互関係を尊重するということ。こちらが悪ければ、悪い人間がよってくるし、こちらが信用することによって信用される人間が生まれる。これだけは譲れない基本だ。他人は自分の鏡だ。
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